「巻掛(まきがけ)」をご存知ですか?イカ先生こと富所潤氏が推奨する、船タチウオのベストスタイル

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船タチウオベストシーズン真っただ中。時期やタチウオの活性などにより、攻め方が多彩なタチウオゲームですが、今回はイカ先生こと富所潤氏がオススメする「巻掛(まきがけ)」というテクニックを紹介しましょう。

富所 潤(Jun Tomidokoro) プロフィール

幼少期から投げ釣りなどにのめり込む。現在はアオリイカ、タチウオなどを含めたライトタックルゲームに没頭。整形外科医という一面をもつためイカ先生の愛称で親しまれている。シマノインストラクター

富所氏が提唱する「巻掛(まきがけ)」とは、字の通り、リールを巻いてタチウオを掛けていく釣法。大きなストロークで竿でフッキングさせるのではなく、リールを1、2回転ほど巻いてフッキングさせる方法です。

アタリがあったらリールを巻くという、非常にシンプルですが、取りこぼしなく丁寧に数を釣っていくのにマッチする釣り方なんです。

例えば、巻掛でフッキングミスをしたとしても、リールの回転数の分(フォースマスター600の場合、巻き上げ長はハンドル1回転で53㌢)しかテンヤが動かないので、タチウオがテンヤを見失いにくく、追い食いも期待ができる。また、アタった瞬間に掛けていくので、エサ持ちがよいのも特長の1つ。

ちなみに、巻掛でフッキングに成功してタチウオの重みを感じたら、追い合わせを入れて、電動リールで巻いてくればOK!

出典:シマノ

また、この巻掛に適した竿は、即掛けを実践する場合は、9:1の先調子のタイプがベスト。現在の大阪湾の即掛けスタイルにオススメです。写真の竿は、2020年真製品の「サーベルマスター Xチューン テンヤ91H173」。

シマノ公式「サーベルマスターエクスチューンテンヤ」詳細ページはコチラ

なお、巻掛を実践する際に注意してほしいのが、竿を固定すること。アタリがあった時に竿を寝かしてしまうとラインスラックが出てしまい掛かり辛いので、竿は真っ直ぐに持つことを意識すると、さらに釣果UPが期待できるはずですよ。

また、このように座った状態で巻掛をすると、自然と竿が固定されるため、比較的スムーズに実践できますよ!

ビギナーさんにもわかりやすくて、誰でも気軽に実践できる「巻掛」。ぜひ、現場で試してみてくださいね!

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