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千葉・外房を代表する風物詩「ヒラメ」の基本テクニック

千葉外房を代表する旬魚「ヒラメ」が、外房・大原漁港でも10月1日に解禁を迎えました。

生きイワシ(マイワシ)を船に積み込み、このイワシをハリに掛けて泳がせてヒラメを狙います。ヒラメは生きた魚を捕食する、いわゆるフィッシュイーターなので、そのイワシを「エサだっ!」と思ったヒラメが食いついてくるというワケです。

2017年10月6日に、大原港・天の清栄丸で上がった良型ヒラメ

今年の序盤は、昨年のようなロケットスタートとはいかなかったものの、開幕から2週間ほど経ち徐々に盛り上がりを見せており、トップで2ケタという釣果も見られるようになっている。

そんなヒラメ釣り、なかなかエサのイワシを食い込まずにやきもきさせたり、そう思っていたらイキナリ「ガッツ~ン」と食ってきたりとアタリの表情がさまざま。その駆け引きが面白いんですよね。

そんなワケで、ヒラメの基本的な釣り方をご紹介!

タックルと仕掛け

竿は2.3~3m前後の胴調子竿が基本。大原出船の船では基本的に横流し(風を船の横で受けて船を流していく)で、ウネリのある時などは船の上下や波の揺れを吸収し、ある程度タナをキープしてくれる長めの竿が好まれる傾向がある。短めな竿はフレキシブルに誘いができ、取り回しに優れるのが利点だ。2.7m前後のヒラメ専用竿がオーソドックスにさまざまな状況に対応できる。

ダイワ「ヒラメX M-270」は基本性能がギュギュッと詰まって、値段も20,000円を切るモデル。エントリーに向く

シマノ「海攻ヒラメリミテッド MH270」はヒラメ竿のフラッグシップといえる7対3調子で横流しにもピッタリ。大判ビラメはもちろん、大型青物が掛かってもパワー負けしない

少し広く選択肢を持つなら、がまかつ「がま船タイドスター」50号2.7mあたりも面白い。5対5調子で、ヒラメ専用竿というわけではないのだが、マダイ、ヒラメ、青物と広く対応できるのでほかの釣りにも使える。ASD(アクティブサスデザイン)で掛かった魚の引きなりに応じて、竿の曲がりの頂点が変わっていく

リールは中小型両軸か小型電動リール。大判が掛かるとズルリとラインが出されるので、ドラグ力に優れたものを選びたい。ドラグ調整リールに巻くPEライン3~5号程度が一般的(4号程度がメインになることが多い)。

仕掛けは図示した通り。ヒラメの仕掛けは各エリアや船宿によっても長さなどに微妙に差異がある。概ねは図示した範囲内だが、釣行する際は確認しておくとよい。大原ではオモリ80号がベースで、潮流によって100号も用意しておくとよい。

エサ付け

エサのマイワシの装餌は、親バリは鼻掛けor口掛け、孫バリは背掛けor腹掛けの組み合わせとなる。オケに入れておいたイワシをできる限り素早くハリ付けしたい。手を一度オケなどに入れて湿らせてから行うと、人間の手の平の体温がイワシに伝わらず弱りにくい。ゴム手袋などを装着するのもよい手だ。

親バリの鼻掛け

親バリの口掛け

エサ付け一例。親バリを口掛け、孫バリを背掛け

孫バリは腹掛け、背掛けのほか、写真のように肛門に差し抜くテクもある

ウロコが落ちやすいイワシ。できる限りウロコが落ちないよう手早くエサ付けするのがコツ。自然なウロコのキラキラがヒラメへのアピールとなる

薄手のゴム手袋はイワシを傷めずエサ付けしやすくなる

基本的な釣り方

ロッドキーパーにロッドを付けている場合、クラッチを切ってリールをフリーにし、投入合図が出たらオモリとエサ付近のハリスを持って海面にソッと投入。あまり乱暴に投入すると、その時点でエサがハリから外れていたり…ということになりかねないので注意しよう。

片手にオモリ側、もう片手にエサ側のハリスをつかんで海面付近で投入

オモリがドンッと底に着いたら余分な糸フケを取り、オモリが底ギリギリで、トントンと底を叩くような状態でアタリを待つ。基本的にはこの「底トントン」で待つのがセオリーで、どうしてもアタリがない時やイワシの群れが高く出ている時は底から5mくらいまで探ってみるのも手。

基本は底トントンくらいでアタリを待つ。時折、竿いっぱいにゆっくり上げて、再びゆっくり下ろす誘いをまぜるのも効果的

ヒラメがエサを食おうとする時は、イキナリ一発で食いついてくることは少ない。ガブッとエサに噛み付いて、ジワジワと弱らせてから最後にしっかりと食っていく。

そのため、釣りにおいては、最初に竿にシグナルが出ても、それはまだ噛み付いて弱らせようとしている段階のことが多い。この前アタリの段階でアワせても、まだハリのある部分までは食おうとしていないので、ほとんどが掛からない。

アワセが早いと、ハリ掛かりせずにスッポ抜け、エサが無残な姿に…

前アタリではグッと合わせたい気持ちを抑えていると、今度はヒラメが完全にエサを食べようとする。この時に竿はギュイーンと気持ちよく海面に弧を描いて突っ込むので、ココがアワせどころ。キュッとコンパクトに竿を立て、ハリ掛かりさせよう。

グググーっと竿を持っていった時がアワセどころ

フックアップしたら、竿を寝かせたり立てたりせず、一定角度をキープしてリールを巻こう。仕掛け上部の接続具(スナップ)まで巻いたら、今度は竿を立てて、ヒラメの頭からタモに入るよう竿で誘導してやる。タモに入ったらリールのクラッチを入れてフリーにすると、竿先の破損を防げる。ありがちなのがタモに入った後もクラッチが入っていて、タモを船内に入れる時に竿先があらぬ方向に曲がってポキッ…。せっかく釣った喜びも半減してしまうので気を付けよう。

竿でコントロールし、頭からタモに誘導する

上ダナも狙ってみよう

基本的には底付近が狙いどころとなるヒラメだが、状況によっては、結構上のタナ(場合によっては底から5m以上)でアタってくることもしばしば。高めのタナでは大判がヒットしてくることも多く、また、エサをひったくるように一発で食い込む場合もあるので注意しよう。

また、イワシなどベイト反応のある時は、そのベイト反応の切れ目などでヒットすることも多く、魚探を見られる状況であれば、目でもドキドキしながらヒラメ釣りを楽しんでみよう。

締めてみよう

釣り上げたヒラメを締める場合は、頭の付け根と尾ビレの付け根にナイフなどを入れて血抜き処理を行う。船宿によってはサービスでやってくれるところもある。

美味しく持って帰れば、これからの「寒」の季節は最高の味ですよ!

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