釣果に差が付く秘訣とは? 【アマダイ テクニック編】

連載:西村豪太FishingGO!GO!

西村 豪太(にしむら ごうた) プロフィール

幼少期から釣りを始め、カワハギ、タチウオ、イカ、タコ、アユetc…オールジャンルの釣りに精通するマルチアングラー。ダイワカワハギオープン2011準優勝、2016全国大会出場、KAWAHAGI FESTA2016 KANSAI PRIDE FINAL優勝、大阪湾タチウオKINGバトル2016 4位入賞。ダイワスタッフ

皆さんこんにちは、西村豪太です。

今回は天ビン釣法で狙うアマダイに焦点を当て、釣果に差が出るテクニックをお伝えしたいと思います。

アマダイはスズキ目キツネアマダイ科の魚で最大60cmほどになる、底生肉食魚です。一般的に釣れるアマダイは「アカアマダイ」と呼ばれる種類で、ほかにもシロアマダイやキアマダイなども釣れることがあります。

水深50~100mの砂泥質に穴を掘って生息しており、小魚、甲殻類、多毛類など捕食しています。

関西周辺では秋から春まで、丹後エリアなどで遊漁船が出船しており、その釣り味はもちろん、食味の高さからも人気のターゲットです。

ちなみに釣りで狙う場合は、20~30cm台がアベレージサイズ。40cm台は大物、50cmオーバーは価値ある超大物アマダイといったイメージでしょうか。

そんなアマダイですが、天ビン釣法で狙う場合は、吹き流し全長2~2.5mの2、3本針で狙います。

針はヒネリのないチヌ針やカイズ針を使用し、ハリスは3~4号が一般的です。肉食魚ですので、エサは大きめのオキアミ(L~3L)がオススメです。

ロッドは好みが分かれますが、積極的に誘いたい方は1.8m前後の7:3か8:2調子の先調子ロッド。置き竿メインや波が高い日は2.1m前後の6:4調子の胴調子ロッドがオススメですので、参考にしてください。

「タナ」&「誘い」で釣果に差が付く

そんな天ビン釣法で狙うアマダイ釣りですが、「エサを漂わせるタナ」と「誘い」が非常に重要な釣りであり、この差が釣果の差となって現れてきます。

①タナ:釣れるゲストで見極めよう

まず、「エサを漂わせるタナ」ですが、アマダイは底付近にいる魚のため、基本の考え方は底付近にエサを漂わせるイメージでOKです。底を引きずらないギリギリのタナをオキアミが漂い、それに気付いたアマダイがエサを吸い込み、針掛かりする要領ですね。

ですが、実際は100mも下で正確に底付近にエサを漂わせることが、めちゃくちゃ難しいのです。

日や時間帯によって底付近の潮の速さは変化します。さらに、波の高さや2枚潮に泣かされることもしばしば。そういった意味では、いかに長時間、正確にアマダイにアピールできるか、ということが重要になってくるのです。

基本的には、底潮の速さに応じて天ビンを起点に、仕かけを底から持ち上げるタナを変化させます。

潮が速ければ、仕かけが吹き上がり気味になるため底付近で、潮が遅ければ、仕かけが立ち気味になるため、やや高めのタナで誘いを入れていってください。

ですが、底潮の速さを正確に判断することは簡単ではないですよね。そこで判断材料となるのが、アマダイ以外に釣り上がるゲストです。

アマダイ釣りでは、アマダイ以外にもいろいろなゲストが釣れてきますので、その生態から、その後の釣りの展開を考えていくのです。

まず、ガンゾウビラメやカナガシラ、トラギスなどが釣れてくる場合は、仕かけが底を引きずっている証拠です。もう少しタナを上げる必要があると判断できます。

一方、レンコダイやアジなどが釣れてくる場合は、タナが高すぎる証拠です。もう少しタナを下げる必要があります。

このように釣り上がるゲストを見ながら、狙うタナの精度を上げていくことで、アマダイと出合う確率は上がっていくのです。

そんなゲストの中でも、生態がアマダイに近いヒメコダイやイトヨリが釣れる場合は、正確にタナを取れていると判断できますので、引き続き同じタナを狙ってくださいね。

②誘い:活性に合わせてアジャスト

次に誘いですが、これは大きく好みが分かれます。

上記の通りアマダイは肉食です。そのため、活性が高ければ積極的にエサを追いかけますし、近年ではジグやタイラバでアマダイを狙う人も少なくありません(過去には50cmオーバーのアマダイのお腹からハダカイワシが、わんさか出てきたことも!)。

▲アマダイの腹から出てきた小魚などのベイト

一方、活性が低い場合は、巣穴でじっとして激しく動くエサには見向きもしなくなります。また、あまり積極的に誘いを入れると、レンコダイなどのゲストが先にエサに飛び付いてしまい、アマダイが釣れなくなってしまう場合もあります。

誘いに関しても、タナ同様にその日ごとに正解が変わりますので、固定観念を持ちすぎずに、状況を見ながらアジャストしていただきたいと思います。

ちなみに、私は積極的に誘いを入れる攻撃的な釣りを得意とし、手持ちで誘い続ける中ででるアタリは何度味わってもたまりませんし、ぜひ皆さんにも体験してほしいと思います!

そして前述の通り、食味も抜群なアマダイちゃん。個人的には、松かさ揚げと昆布締めがオススメです。ウロコが付いたまま揚げる松かさ揚げは、サクサクふわふわ、旨味が凝縮された昆布締めとともにお酒、白飯ともに相性抜群と断言できます!

ぜひ、そんな釣ってよし、食べてよしのアマダイ釣りを楽しみにフィールドに出掛けてくださいね!

~筆者の使用タックル~
ロッド : 極鋭コンセプトゲーム L H-180AGS
リール : シーボーグ200J
道糸  : UVFメガセンサー12ブレイドEX+Si 2号
天ビン : 快適天秤マルチ 1.6-300
オモリ : 快適船シンカーS 80号(船宿に合わせて変更)
仕かけ : 快適アマダイ仕掛 KP SS 3-3-2

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