スズキ、チヌの魚影がこ~いエリアで良型をゲット【堤防釣りの生情報をお届け】

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

桜が散り、かわってツツジが咲き誇る季節となり、貝塚人工島水路の遊歩道際にも白、赤の色とりどりの花がいっぱいだ。

釣り場に咲く花は、釣り人ならずとも心を癒してくれる。

4月24日、貝塚人工島水路へ出掛けた。

当日は春うららの好天気でもあるから、朝の時合にエビ撒き釣りでハネ狙い。その後、フカセ釣りでチヌを釣る、ダブルヘッダー釣行。

6時頃に到着

6時頃、水路に架かる二色大橋下へ行くと、チヌ狙いの釣り人が橋の南側に1人だけいた。

こちらは橋のすぐ北側へ入り、エビ撒き釣りを開始。

底撒きを4、5回してから上撒きもするが、潮は始め左へゆっくり流れていたのが、下げ潮となって右へ速く流れ出した。

流れが速いと上撒きではエビが速く流れ去って、ポイント作りができないので、底撒き器を使って、底近くにエビを撒く。

ウキ下を2ヒロから3.5ヒロまで広く探るが、ハネのアタリは全くない。

約4時間やって、エビをフグにかじられたような跡が2回あっただけ。二色大橋付近はハネ、チヌの実績場だが、どうしたことだ。

エビを使い果たしチヌ狙いへ

こちらはシラサエビを使い果たしたので、ハネからチヌ狙いに切りかえる。

竿は1号5.3m、レバーブレーキ付きスピニングリールに道糸2.5号、ハリスは1.5号を2ヒロ、針はナノチヌふかせ2号、ウキは00(中通し)で、ウキ止め糸なしのスルスル釣り。

マキエはオキアミを3kg(荒潰し)に、ナンバー湾チヌⅡ1袋と、ニュー活さなぎミンチ激荒2袋をまぜる。サシエはくわせオキアミスペシャルL。

流れは、下げ潮で右への一方通行。速くなったり遅くなったりする。

マキエを打ち始めて1時間もすると、大きなボラが7、8尾も寄ってきた。

仕かけが馴染んでシモリかけたウキが、急にスーッと動いた。てっきりボラのスレアタリだと思いながら合わせた。

グイーンと横に走ったので、やっぱりボラだと思った。強引だけでも楽しもうと、魚をあしらっていると、突然、バッシャーンとエラ洗い。

ボラとは違う、ハネだ。

ハネと分かってから、慎重に取り込んだのは言うまでもない。スケールを当てると55cm。

ハネ狙いのシラサエビで釣れず、チヌ狙いのオキアミエサで釣れるとは、どうなっているのか…。

右への流れが緩んだ12時前、ウキがシモって見えなくなったので、仕かけを上げようかと思ったその時、竿先にガツーン! と大きなアタリ。

竿を立てるとグイ、グイ、グイーンと頭を振るような強引はチヌに間違いない。よく引いた元気なチヌは40cmあった。

さぁ、チヌの時合かと期待したが、干潮となってチヌのアタリは1度きりで、後が続かなかった。

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