ズラリと並べられたイカ、これ何と1人分の釣果です。
海況がよかったこともあって、この日は船中で最も少ない人でマイカ(ケンサキイカ)が80パイ!!
そんな日に、多い人でどれぐらい釣ったと思いますか?
少ない人でも80パイだから、100? 手返しが早いと倍以上で200?
いえいえ、3ケタの束釣りどころか、200を優に通り越して3束超え!! その数、ナント368パイです。
これは福井県小浜西津の直幸丸で、7月15日に上げられた大釣りの釣果。夢の3ケタを大きくクリアする超大釣りです。
3ケタ続出!! クーラーに入りきらない大釣り
その日の釣り人たちの釣果がこちら↓
少ない人でも80パイ、そしてトップは300パイオーバー。つまり、船中ほとんどの人が3ケタクリアか、その前後の釣果です。
クーラーやトレーに入りきらず、ジップロックや発泡スチロール、カゴにまで溢れていますね(笑)。
好釣果が期待できるオールナイト便
好釣果が聞かれるイカ処の若狭湾ですが、大釣りに結び付く要因は、ほかにもあります。
実はこの直幸丸、イカ釣りのメッカの若狭でも数少ないオールナイト便での出船なんです。
若狭湾でのイカ釣りは大抵の釣り船が半夜便、もしくは深夜便での出船ですが、直幸丸のオールナイト便では夕方に出船して翌朝の明け方に納竿。つまり、半夜便や深夜便のほぼ倍の時間、イカ釣りが楽しめるんです。
初めての方や、子供たちを連れて旬のイカ釣りに行ってみよう、と言う方には不向きかもしれませんが、「半夜便や深夜便の釣り時間では物足りない」、「釣れている時間に納竿して帰港するのは後ろ髪が引かれる」、「とにかく数が釣りたい」、そんな方にはピッタリな出船プランがオールナイト便です。
イカが狙える暗い時間帯は、全て釣り時間なので、これで釣れなきゃ条件の悪い日に当たったと諦めがつきますね。それぐらいイカを真剣に釣りたい人向けなのがオールナイト便です。
若狭湾全体で好釣果が聞かれる今、オールナイト便の釣れっぷりは半端じゃありません!!
直幸丸の最近の釣果を見てみると、トップ368パイの大釣りがあった以降も、マイカの数釣りが続いています。
7月16日、マイカ胴長15~30cm1人80~223バイとスルメイカ胴長16~25cm0~20パイにマダイ70cmと65cm。
7月17日、マイカ胴長15~30cm1人8~90パイとスルメイカ胴長16~25cm船中137ハイにマダイ50~70cm10尾。
この日はそれまでと比べると、マイカの数が少ない人もいますが、それはイカダイ(釣れたイカを泳がせてマダイを狙う釣り)を狙ったから。「エビで鯛を釣る」ではなく、「イカで鯛を釣る」イカダイも楽しめるのが魅力です。
イカダイでは釣れたイカをエサにするので、釣れるマダイは型揃い。釣れれば、ほぼ良型確定。70~80cmの大型も高確率で期待できます。
小浜の直幸丸と同じようにオールナイト便でも出船している若狭大島の釣船くないでもマイカ、イカダイともに好釣果が上がっています。
7月17日はマイカ胴長18~40cm1人45~135ハイとスルメイカ胴長18~32cm3~20パイにマダイ50~78cm船中4尾とレンコダイまじり。
7月18日にはマイカ胴長18~38cm1人50~120パイとスルメイカ5~10パイにマダイ62~81cm船中18尾。
イカ狙いがメインですが、大ダイ祭りも合わせて開催中といった具合ですね!!
このようにオールナイト便では釣り時間が長い分、イカが船下に付く可能性が半夜や深夜に比べて高い上、数も伸びます。また、イカのお土産ができればイカダイ狙いに切り替えてマダイなどの大物を狙うのもありです。
釣りは自然相手なので、釣り時間が長いからと言って、必ずしも好釣果に恵まれるかは分かりませんが、通常便に比べて、その確率が上がるのは事実。
イカの数釣りを楽しみたい人はオールナイト便でガッツリ狙ってみてはいかがでしょう。
若狭周辺でオールナイト便のイカ釣りに出船しているオススメの船宿はこちら↓