「美味しい魚を食べたい」
毎日そんなことを考えている筆者。
各地の釣り場へ行く度に、釣ったり、釣れなかったら鮮魚店やスーパーへ行ったり。そんな筆者ですが、久しぶりに最高に美味しい魚と巡り合うことができました。
フエダイ
「美味しい」と噂では聞いていましたが、市場に出回ることはほとんどなく、もちろん食べたことがない魚。
フエダイ科フエダイ属の魚で、体調は最大でも50cm程度。よくタマミと呼ばれる魚と間違えられがちですが、タマミはフエフキダイの仲間なので、別種です。
そんなフエダイ、関西ではシブダイとも呼ばれます。
で、この魚が釣れたのは、三重県熊野。父が磯の夜釣りで釣りました。
「父さん、ありがとう!」
嬉しすぎなお土産です。
フエダイは岩礁帯の浅場に生息している魚で、夜釣りで釣れることがほとんどです。
通りでなかなか釣れない訳だ!
捌いてみるとオレンジ色の何かが…
ということでさっそく捌いていきます。腹をさっそく捌くと…
「えっ?何このオレンジの物体」
よく見ると、そのオレンジは脂です。ちょっと待って、こんな脂は見たことがありません。
どんな脂か気になりますよね!
ここから先は、魚の内臓を見るのが大丈夫な方だけ見てください!
閲覧注意です!
それでは…
「いや、オレンジ色過ぎやん!」
と、色味が衝撃的でしたが、脂が乗っているのは事実。これは期待できるなあ。
唾液がでるほどの乳白色で美しい身
捌いて、切り身にすると、驚きでした、見るからに美味しそうな身質。まるでサシでも入っているかのような乳白色です。
う、うまそう。
それでは実食。
や、やばい。旨過ぎる。
濃厚な旨味と脂の乗り、食感も抜群でした。
今まで食べた中で、筆者的にはクエが最高峰の味でしたが、それに勝るとも劣らない味。
いや、もう”究極の味”と言っても過言ではありません。
あえて言うなら、歯応えがかなりあったので、もっと寝かした方がいいかなと思いました。
さらに、身に旨味が出てきて美味し過ぎる!
あまりの旨さに日本酒をクイっといっちゃいました。
この魚、絶対に食べた方がいいです。もうフエダイ目当てで、釣りに行かないといけない! そう思わせてくれる味でした。
どうやら旬は夏。
まだフエダイを食べたことがないって方は、ぜひこの夏にデビューしてください!
あまりの美味しさにお酒を飲み過ぎないようにしてくださいね!