釣りにおける永遠の名作「釣りキチ三平」に、カナダから大物を求めてやってきたアングラーが「小さなビッグゲーム」と言ったタナゴ釣り。
日本に定着し、繁殖が確認されている種としては17種あるそうだ。
その中でも外来種として「タイリクバラタナゴ」「オオタナゴ」。天然記念物として「イタセンパラ」「ミヤコタナゴ」が指定され、絶滅危惧種は年々追加されていく傾向にある。
現在、釣りとして日本国内在来種タナゴ制覇するためには、12種を制覇する必要がある。
私自身も、タナゴ釣りは何年かやっており、種類は追加していっているが、現在関西で釣れるであろう5種は制覇している。
特に苦労したのがシロヒレタビラで、過去にノミラボで記事にさせてもらった。
そして、その12種の中で、おそらく1番レア度が高いとされるのが「ゼニタナゴ」である。
大昔には、タナゴと言えばゼニタナゴのことを指すほどに繁殖していたようだが、現在では数多くのタナゴ釣り師から羨望の眼差しを受けるほどにレアである。
今回、機会があり、ゼニタナゴの生息地を散策できるタイミングがあり、いつものタナゴ仕かけと黄身練りを用意し、小型河川や池を散策することとなった。
ポイントは、とてもこんな所に幻のタナゴがいるなんて思えない風景の場所だが、半信半疑で仕かけを垂らす。
そうすると、すぐさまウキが横移動していく。これはなかなか特徴的なゼニタナゴのアタリらしい。
そして、苦労もせず、すぐさま幻のゼニタナゴを釣り上げてしまった…。
ごめんなさい。しかし、噂通り、どのタナゴよりも小さいウロコ。ただ時期的に婚姻色は望めなかったのは残念だが、レアモノの風格は十分であった。
同じ場所で、私がまだ釣り上げたことのない「キタノアカヒレタビラ」も顔を見せてくれた。こちらはギリ婚姻色がうっすらと残っており大満足であった。
今回のノミラボ実験結果は、「タナゴのレア種は場所さえ特定できればすぐに釣れる!」であった。
今回は、すでに日本の在来種タナゴを制覇されている方にアテンドしていただいたので、完全に人任せであり、自分の足で稼いだ情報ではない。お
そらく自力で探すには数カ月の釣行は必須であろう。
そして、この日は本当にあっさりと釣り上げることができ、短時間で数もそこそこ釣り上げることができた。
一生懸命に探している方には申し訳ないが、今回1日で2種追加し、私のタナゴ国内在来種制覇までは、あと5種となった。
なお、タナゴの捕獲や飼育は各県により違うので、行かれる際には十分に調べてから行かれるようにしてください。
この実験で今日もギターが冴えるぜ! ギュイ~ん♪ 誰かがやらねば…。
(※実験結果は、私の主観で判断しているため、必ずしも皆が同じ感想を持つとは限りません。)