秋と言えば、ファン待望のアオリイカの好シーズン。各地でエギンガーが釣り場を賑わせる時期ですね。

手軽に堤防から狙える陸っぱりエギングの人気は言うまでもないですが、釣り人が多いと言うことはスレてくるのも早いので、実績ある釣り場ではイカの姿は見えるものの、なかなかエギを抱き切らないシーンも多いと思います。

「エギの後ろまで来るけど抱かない」、「誘えば、また寄っては来るけど、距離が詰まらない」、サイトフィッシングではあの攻防が楽しかったりもしますが、ビギナーや初中級者なら、「やっぱり、まずは釣りたい」が先行しますよね。

そこで、より簡単に好釣果が狙える、ボートからのエギングをオススメします。

ビギナーも好釣果が期待できるボートエギング

ボートエギングは各地で盛んに行われていますが、今回紹介するのは9月1日からエギング便で出船し始めた、京都府宮津・養老大島のすえひろ丸。

ここは午前便、午後便の2便制で、お値段もとってもリーズナブル!!　船に乗ると、諭吉さん（1万円）が飛んでいくような高いイメージを持つ人もいますが、その半額、ナント1人5,000円でボートエギングが楽しめちゃいます。

ボートエギングの魅力は、何と言っても「陸っぱりに比べて、アオリイカが簡単に釣れる」こと。

船でないと行けないポイントを狙うので、「陸っぱりではなかなか釣果が上がらない」と言う人でも、スレ知らずのシーズン初期なら簡単にアオリイカが釣れちゃいます。

しかも、初期は浅場のキャスティングをメイン（深場ではティップランも）に狙うので、タックルや仕かけは陸っぱりと同じ。お持ちのエギングタックルをそのまま流用できます。

今期初出船となった9月1日の午前便では、ビギナーも多かったようですが、キャストがままならなかった1人を除いて全員が2ケタ釣果（1人15～22ハイ）を達成しました。

この日の状況をすえひろ丸の村上船長に聞くと、「エギの後ろに5、6パイのアオリイカがワラワラと付いてくるシーンも多々あった」とか。

1つのエギに複数のアオリイカが付いてくるシーンを見ると、エギンガーならテンションも上がりますよね!!

この日攻めたポイントは初日と言うこともあり、いろんなポイントをランガンしたので、水深は浅い場所だと船下で4m、かけ下がりの深い所では20mライン。

ほとんどのポイントでイカが浮いていて、

キャスト→エギを1～2m沈める→シャクって誘う→ステイ→ヒット

のパターンが多かったとか。

エギは2～2.5号の下地がマーブルテープで、カラーはオレンジがよかったとのこと。3号のエギには反応はするものの、この日は抱き切らなかったそうです。

また、20mラインでティップランや重めのエギで底まで沈めた人は胴長15cm前後のトンカツサイズもチラホラ。よい人では釣果の3割ほどを、そのサイズが占めたとのこと。型を狙うなら、底ですね!!

9月初旬は「新子」と呼ばれる胴長10cm前後の小型が主体ですが、ウブなスレていないイカが多いので誰にでも数釣りが期待できるシーズンです。

また、イカはすぐに大きくなるので、すぐに胴長20cmオーバーの型もまじるようになります。

リーズナブルで手軽にできるボートエギング、例年以上の気配を見せている京都・宮津沖でチャレンジしてみてはいかがですか？