【タチウオジギングの昨今】今の大阪湾のタチウオジギングって簡単なの?

寄稿:nomi

nomi(ノミ) プロフィール

釣場速報本紙でお馴染みの、釣りに対するさまざまな疑問を解決する実験的な試行も試しているマルチアングラー。OCTOPLASHERなど数々のバンドでギタリストとしギターを日々弾きマクリ。山豊テグスフィールドスタッフ。

オフショアのタチウオジギングは、ひと昔前は青物ジギングのおまけ的要素であったり、お土産確保的なポジションであった。

タックルも青物用に比べるとライトで、女性でもチャレンジしやすい、ジギング入門的な印象もあった。しかし昨今、大阪湾のタチウオジギングは、かなり様がわりしてきている。

昔はワンピッチでガンガン食ってきたが

ひと昔前のように、ガンガンとワンピッチを入れて、どんなジグでにも食ってくる印象は、もはやない。

先日、久々にタチウオジギングに行ってきたが、乗船者のタックルはスロー系、もしくはローレスポンス系なロッドが中心となり、カウンター付きリールが有利。

30~40mがヒットレンジ

この日もボトムは60mラインであったが、ヒットレンジは30~40m辺り。そのレンジで普通にワンピッチをしていても、反応してくれない。

ジグを横に向けないと食わない時合が少しあり、「無理矢理ジギングの入力を上げ、ジグを横に飛ばしフォールで食わせる!」というパターンで数尾追加。

しかし、その時合も長くは続かず、完全にジグを縦のまま上下させることにしか反応しなくなる。さらに、レンジを細かくハーフピッチやクオーターピッチなどもまぜつつ。

ロングフォールでは食わないと言う、「超集中型のスローな誘い!」でしか反応がなくなる。

テンヤにも反応が悪い状況

こうなってくると、同船者のタチウオテンヤの方にも反応が悪くなる。いつもなら、船中に響き渡る電動リールの巻き上げ音があまり聞こえてこない。

ジギングに比べ、サイズは出やすいが、数が伸びないテンヤ。1ケタ前半なんて釣果で終わった方も多かったように思う。

数年前に静岡の駿河湾へ行った時、まさにこの洗礼を受けた。大阪で培った技が、かすりもしない…。

現在、東京方面は最初に書いたような激しめのワンピッチ中心で釣れているようだが、あと5年もすれば、今の大阪湾のようになるのだろうか?

竿頭ゲットも現在の大阪湾はテクニカルな状況

今回のノミラボ実験結果は、「今の大阪湾のタチウオジギングは、かなりテクニカルである!」であった。

幸いなことに今回は竿頭をいただいたが、15尾とジギングにしては全然であった。サイズもジギングでしか釣れないようなサイズが中心となり、完全に撃沈である。

近いうちにリベンジにに行かなければ!

タックルは2セットはマスト

そして、やはりジギングはジグを切られることが多いので、タックルは2本は用意した方がよい。スロー系とローレスポンス系があれば、とりあえず、どちらのパターンにも対応できるとは思う。

ジグの重さは船宿により決まりがあったり、チラシ針が禁止であったりと、釣行前には、ぜひ確認して、カタキを取ってきてほしい。

この実験で今日もギターが冴えるぜ!ギュイ〜ん♪ だれかがやらねば…。

※実験結果は、私の主観で判断しているため、必ずしも皆が同じ感想を持つとは限りません。

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