船釣り老舗ブランド「アルファタックル」が独自開発したグラス素材“MPG”を知っていますか?
MPG=マグナム・パワー・グラスの略で、広い意味ではグラス素材に入るもののその個性的な特性から、ほかにはない使用感や反応をアングラーに伝えてくれる。
さて、そんなMPGの特長を簡単に説明すると以下の通り。
MPGの3つの特長
MPG素材自体の重さは、従来のグラス素材との重量差はそれほど変わらない。では、なぜ“軽い”のか?
それは、グラスのフィーリングと強度を保ちながらチューブラー構造を可能にしたこと、さらに高繊維量でありながら樹脂含有量を最小限に抑えたことで“細身で軽い”ブランクスに仕上がっているため。
「素材そのものの軽さ」なのではなく、MPGという特殊なグラス素材でしか出せない技術による軽さ、というワケ。
軽さ=感度というのは、ご存じの通り。
なので、先述した“軽さ”というのは感度にも生きてくるワケですが、それは手感度の話。
ここで出てくるのが、MPGの持つ弾性率。
MPGは一般的なグラスと比べて4割ほど弾性率が高い。それによってブランクスの返し(復元力)が速い。
例えば、グラスソリッド竿(ムク竿)では竿先が沈むようなアタリしか表現できないところを、弾性の高さによって弾むアタリや震えるアタリなど、竿先に豊かに表現。
グラスであってグラスじゃない。
そんな表現ができてしまう、MPGの本質とも言える特長です。
MPGは、引張強度が従来のグラス素材に比べて40%ほど高くなっています。
これはカーボン・ケプラーをしのぐほど。なので、大物の引きにも安心して対応が可能。また、不意に掛かる力や衝撃、さらには熱や薬品性にも優れています。
上記の特長を持ちつつ、グラス素材のしなやかさでよく曲がるのでバラシを軽減、そして釣趣満点なのがMPGロッド。
ほかの素材では決して味わえないオモシロさ、楽しさ、キモチヨサを感じることができるはず。
まだ使用したことのない船釣りアングラーは、ぜひ、1度手に取ってみることをオススメします。
オススメのMPGロッド
さて、そんなMPGを使用したロッドは数多くのアイテムがラインナップされています。
例えば、各魚種の釣りに対応したコンセプトロッドシリーズ「HB(ハイパーブレード)」。
アカムツ、オニカサゴから、オキメバル、アジ、エギタコなど、魚種に合わせてブランクス設計されているので、初めてMPGロッドの特性を体感してみるのにオススメ。
「HB」が専用ロッドであれば、「SHIBUKI(シブキ)」はライトゲームの超汎用ロッド。
MPGの幅広いオモリ号数への対応できるというポイントを活かし、ライト且つオールラウンドな釣りに完全対応しています。
