すでに知っている人も多いのでは。
燕三条の金属加工技術を活かした緻密な仕上がりと、耐腐食性の高さで話題沸騰。
フィッシングショーでもデザインと質感、使いやすさ、価格などあらゆる面で大絶賛され、初回生産分は即完するほど。
これほどまでに完成されたアイテム。だからこそ、製品化に至るまでは紆余曲折があったそうで。
今回はそんな「ソリッドSUSプライヤー」の発売に至るまでのストーリーを、ベルモントの社長である、鈴木 義彦さんにインタビューさせていただいたので、ご紹介。

▲ベルモント代表の鈴木さん
約2年の歳月を掛け開発
鈴木さん曰く、開発のキッカケは「自分たちの好きな釣り(マグロ、ヒラマサキャスティング、ジギング)で、ストレスなく使えるプライヤーが欲しかった」から。
ここでのストレスというのは、いかにキャスティングゲームのルアーで使われている、固く、大きなスプリットリングをスムーズに交換できるかどうか。
ここに重点を置き、開発がスタート。
そこから約2年、サンプルを作っては寺泊へ釣行し、現場でテスト。また、会社に戻ってはスプリットリングを何個も取り付けては取り外し…を繰り返すことに。
その間、3Dプリンターを使って、納得が行くまで作ったサンプルの数は約50個という。
自分たちだけではなく、さまざまな人にも使ってもらった感想も製品にフィードバックさせ、2024年、ついに発売と相成ったとのこと。
妥協しないモノづくり
「開発をする中で、最も苦労したところはなんですか?」と鈴木さんに質問してみると、ベルモントの“妥協しないモノづくり”の理由が垣間見えることに。
「先端精度にはこだわり、最初の生産を依頼した工場では弊社の求めているクオリティを出せないと判断し、2種類の金型と製造したプライヤー2000本を廃棄しました。その後、技術トップクラスの工場が見つかって安定した精度が出せるようになり、2024年何とか発売にこぎつけました。」
2種類の金型と、製品化される予定であったプライヤーを2000本を破棄となると、メーカーとしては大きな痛手。
それでも妥協することなく先端の精度にこだわったからこそ、“最強に緻密な”「ソリッドSUSプライヤー」が完成した……と。
鈴木さん曰く、ベルモントのモットーは「オリジナル・唯一無二の商品を作りだすこと」。
そのため、武骨で角ばった形状のイメージがあるプライヤーですが、デザイナーと協力し、ほかにはない“カーブを基調としたしたデザイン”を作り上げたそう。
長く使って欲しいから。「特殊コーティング」採用
「ソリッドSUSプライヤー」の特筆すべき点は、緻密で精巧な先端だけではない。
中でも、サビにくさは随一で、「長く使えるプライヤー」を目指し、サビに強い18-1ステンレスに、さらに企業秘密の“特殊コーティング”を採用。
「ステンレス製なのにビックリするくらいサビないですよ」と鈴木さん。
実際に使用しているベルモントの社員さんからは、「普段使っているプライヤーは釣行後いくら洗ってもサビが出てしまうのに、このプライヤーは海水に浸けても固着しないで、スムーズに可動するのが信じられない!」と驚きの声まで上がっている様子。
この投稿をInstagramで見る
最後に
「どんな人に使って欲しいですか?」という質問への回答がコチラ。
■今までどんなプライヤーを使ってもサビて買い替えていた人
■スプリットリングが思い通りに開かずイライラしていた人
■カッコいいプライヤーを探していた人
上記のような悩みを持っていた方は、「ソリッドSUSプライヤー」でベルモントのモノづくりを体感してみてはいかがだろうか。
ベルモント公式「ソリッドSUSプライヤー」詳細ページはこちら