若狭湾でシーズンに突入した、夜のイカ釣り。
近年は春の大型、良型狙いでケンサキイカがクーラーを賑わせていましたが、今期はまだ本格化には少し早いようで、5月中旬時点ではスルメイカと合わせてよい人2ケタ前後と、なかなか数は上向いてきていません。
夜のイカは、集魚灯を焚いてプランクトンやベイトを集めて、それにイカが寄りますが、群れが入った時はパタパタと船中で上がるものの、現時点ではまだ単発の日が多いのも事実。「アタリもなく、退屈」や「何か持って帰るお土産を確保したい」、そう思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメなのが、時合待ちに狙うイワシ。
ただ今、若狭湾ではでっかいイワシ、ウルメイワシの20~30cm級が、夜のイカ釣りの合い間に狙えるんです。
もちろん回遊魚なので、気配がある日もあれば、ない日もありますが、福井県敦賀沖では、このところコンスタントに型のよいウルメイワシが回ってきています。
色浜の泰丸では、5月10日に深夜便でスルメイカをメインにマイカもポツリポツリとまじって釣れていましたが、途中からフグなどの活性が上がってアタリが遠退いたそう。
そのタイミングで表層10mラインにベイト反応がギッシリ出たので、サビキ仕かけを入れてみると、ウルメイワシがズラズラと釣れました。
また、5月14日の半夜便でも、イカの活性は渋めでなかなかアタリが遠かったものの、集魚灯が効き始めた頃からはウルメイワシが入れ食いモード。
サビキを下ろせば、鈴なりで型のよいイワシが釣れて、すぐに土産が十二分に確保できた様子。
あくまでもメインはイカ釣りですが、イカのアタリが遠いタイミングなら、まずはお土産確保に短時間でウルメイワシを狙ってみるのも、アリではないでしょうか?
釣り方は、ベイト反応が濃いタナに仕かけを入れるだけなので、ビギナーや子供でも簡単に釣れます。サビキは針9号程度でよいそうです。
イカの乗りが本格化してくるまでは、サビキ仕かけを1セットか2セット持参しておくと、美味しい土産がタップリできますよ。