アオリイカを狙う大人気の釣り「エギング」。
中には何年もエギングを続けていて、プロ並みの実力を持つエギンガーも増えてきたように思います。
そんな熟練者に、ステップアップとしてオススメしたいのが「エギの自作」!
自分だけのエギを作ることができるのはモチロン、構造や仕組みをもう1段階深く知ることでエギへの解像度が上がり、メーカーが意図したことをより理解できます。
今回は、エギの自作方法や必要なアイテムを解説!
慣れれば意外とカンタンですし、日用工具で作ることができますよ!
あおりねっとの自作エギパーツをメインに解説
昨今ではお手軽にエギを作ることができるように、成形されたボディやカンナなどが発売されています。
今回は、アオリイカ釣りの専門メーカー「あおりねっと」で買えるアイテムを中心に紹介!

あおりねっと プロフィール
もし、自作に興味が出た人は憶えておいて損ナシのメーカーですよ!
自作エギに揃えておきたい工具

出典:ナカジマ
★…必須用品
■…今回は必要ないもの(木製ボディを使用する際は必須)
★①カッターマット
★②ハサミ:布やテープの裁断に使用
★③カッターナイフ:布やテープの裁断に加え、ボディや鉛のバリ取りにも使用。
★④工作ヤスリ:バリ取り、カンナ軸の切断に使用。
■⑤画鋲:目玉釘やハネの下穴開けに使用
⑥ミニバイス:カンナ軸穴のバリ取り、穴径調整に使用
■⑦ラジオペンチ:木製ボディのアイ取付作業に使用
⑧ニッパー:木製ボディ用アイの針金の切断に使用
★⑨つまようじ:接着剤を混ぜたり、塗布に使用。また木製ボディへの羽の固定に使用
★⑩接着剤:各パーツの接着に使用
ゼリー状瞬間接着剤、2液性エポキシ接着剤があると便利
★⑪布留め糸:1号前後のPEラインでOK
作り方
まず用意するのが「エッギー グローボディ 3.5号用(ラトル入りタイプ)」。
樹脂製なのでバリ取りもほぼ不要ですし、アイも初めから搭載されているので、自作の手間を一気に楽にしてくれます!
蓄光素材を使用していてラトルも内蔵されているので、イカへのアピール力が高いのも嬉しいポイント。
ナカジマの「エギ用クロス」の中から使いたいカラーを選んで、ボディに巻いていきます。
長さ、幅ともに1cm以上の切りしろを残して裁断するのがポイント!
次に、布の片側ずつ、ボディ中心にある溝に布を埋め込んでいきます。この時余った布はざっくりハサミでカット(1mmほど余らせる)。
次に、埋め込んだ溝部分に瞬間接着剤を塗ります。
その後、布の端を巻き込むようにつまようじでしっかりと埋め込み、接着固定させます。
最後に先端アイの付け根を糸で巻き付けて縛り、接着剤で固定。アイを露出するように余った布をカット!
コレで布巻きは完了です!
シンカーは同じ3.5号でボディに収まりのよい「エッギー シンカー 3.5号用」を使用します。
シンカーの接着には2液性エポキシ接着剤を使います。
ボディへの差し込み部分に適量塗布して、布と一緒に穴へ差し込みます!
この際、隙間が大きいようならエポキシで埋めてしっかりと固定しましょう。
カンナはボディにベストマッチな「エッギー カンナ 3.5号用」を使います。
このカンナは非常に簡単に取り付けができる優れモノで、カンナから飛び出た軸に2液性エポキシ接着剤を塗って、エギ本体に差し込むだけ!
後は、穴から溢れた接着剤を除去すればOK。
ここまで来たらもう少し!
使用する羽根を「エギ用羽根・目玉セット」
ボディ本体の左右に開いている穴を目安に、画鋲で布に穴を開けます。
使用する羽根をまとめて持って、少量のエポキシ接着剤を塗ってから奥までしっかり差し込みます。
接着剤が固まる前に、差し込んだ羽根の後ろ側につまようじを差し込み、しっかりと固定したうえで折り切ります。
あとは好みの大きさ・形にカットして、目玉を取り付ければ完成!
ナカジマ公式「エギ手作りマニュアル」はこちら
手作りエギでよりエギングが楽しくなる!
以上! エギの自作方法と作り方のカンタンな解説でした。
自作の経験はエギングの楽しさをより一層深めてくれますし、そのエギで釣ったアオリイカはメモリアルな1パイになること間違いナシ!
ぜひ、興味を持った人はエギの自作にチャレンジしてみてください!
