【これがキングシマアジだ!】海上釣り堀で行われたエサメーカーのイベントに潜入! こんなに人が集まるとは…

マダイやブリ、カンパチ、シマアジなど、高級魚を手軽に釣ることができると、近年ブームになっている海上釣り堀。船酔いの心配もなく、足場が安定しているため、子供から大人まで楽しむことができる人気の釣りだ。

本多商店主催のイベントに潜入!

4月29日、三重の礫浦にある人気の海上釣り堀辨屋にて、イベントが開催されるとのことで訪れた。

主催したのは海上釣り堀向けのエサを製造している「本多商店」。本多栄作氏の呼びかけで集まったのは83人。募集開始から2日で定員に達し、マスを増やして対応するほどの人気ぶり。

この日のイベントのコンセプトは、「海上釣り堀を楽しみながら学ぼう」というもの。講師として本多商店のフィールドテスター渡邊知宏氏、同社フィールドアドバイザーでもあり、昨年の関西つり堀KINGバトルの王者・中嶋優氏のほか、がまかつの林賢治氏、ハリミツの鈴木紀生氏など、海上釣り堀に精通したメンバーが参加していた。

当日はあいにくの天気で、昼過ぎから雨の予報。開会式が終わり、各自船に乗船。大小10基の筏へ向かう。

モーニングからマダイが連発

朝イチのモーニングにはマダイが連発し、各筏で盛り上がっていた。辨屋のマダイはどれもサイズがよく、キレイなピンク色をしている。

モーニングが落ち着いた8時を回る頃、さらにマダイが追加で放流された。そこで活性が上がり、マダイが続々とヒットしていく。苦戦している釣り人がいれば、講師がすかさずアドバイスをして回っていた。エサの種類や付け方、誘いなどを教わり実践すると、次々とヒットしていた。

当日は普段より食いが渋い状況で、ハリスの号数がキモだったようだ。魚へ違和感を与えないようにハリスを3号から徐々に細くし、1号を使っている釣り人もいた。細くすることで、ラインブレイクの危険もあるため、やり取りに注意が必要だ。

10時の青物の放流が始まると、各筏で「青!」と、青物がヒットしたことを知らせる声が聞こえる。青物は横に走るため、ほかの人のオマツリを防ぐために知らせるのがマナーとなっている。ほかの人は、すぐに仕かけを上げ、取り込むまで待つようにしよう。

そこからは、各筏でメジロサイズ主体にブリクラス、カンパチやシマアジなどが続々と上がっていた。

キングシマアジ登場

終盤には、辨屋では「キングシマアジ」と呼ばれる大型のシマアジが登場。

エサは本多商店の火山で、硬めにしっかり揉み込んで使用していた。

辨屋の魚は、どれも値打ちのあるサイズばかりで、手軽にこのクオリティの魚が狙えるのが驚きだった。

港では「学びのセクション」

帰港後は「学びのセクション」と題し、講師が各メーカーのアイテムやテクニックを講義。その横では、福井の魚捌き専門店うろこ屋が、参加者全員の魚のウロコ取りと内臓処理を行っていた。

釣って楽しんで勉強できる、素晴らしいイベントだったと感じた。まだまだ海上釣り堀の人気は、上がっていくだろう。

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