【シマノジャパンカップ投(キス)釣り選手権第38回全国大会】数少なくも総重量で3連覇! 坂手良祐選手が737gの成績で見事に優勝

「シマノジャパンカップ投(キス)釣り選手権第38回全国大会」

「シマノジャパンカップ投(キス)釣り選手権第38回全国大会」が6月15~16日、鳥取県米子の弓ケ浜で開催。3人で行われた決勝戦で、香川の坂手良祐選手が737g(59尾)の成績で見事に優勝、3連覇を果たした。

株式会社シマノ主催の「シマノジャパンカップ投(キス)釣り選手権」は、第11回(1995年)から38回大会まで、鳥取県米子の弓ケ浜で28回も開催。

今年の第38回全国大会も6月15~16日、大篠津町の弓ケ浜で行われた。
出場選手は、各地区予選上位の21人とシード3人の24人の選手。

大会初日は予選リーグの3試合、2日目は予選リーグの2試合の後、総合成績で上位3人が決勝戦へ進出する。

今年の競技規定は針数は3本以内、エサは石ゴカイ(ジャリメ)のみ、釣ったキスの総重量で審査。

今年の弓ケ浜のキスは釣れ出しが1カ月ほど遅れたらしいが、大会2日間とも、キスの数はよく釣れた。

しかし、良型は少なく小型が多く、各選手は、良型を狙うか、数を釣るかに苦心しているようだった。

予選リーグ5試合が終わって決勝進出を決めたのは、1位成績の黒田和比古(神奈川県)選手(1日目の暫定順位は2位)、2位成績の神崎昴志(千葉県)選手(1日目の暫定順位は3位)、3位成績の坂手良祐(香川県)選手(1日目の暫定順位は1位)の3人。

決勝進出のインタビューでは、坂手選手は「プレッシャー(3連覇の)に押し潰されて最後にこけた(3位に)」。

神崎選手は「平常心で決勝戦へ」。黒田選手は、「ちょっと出来過ぎ(1位は)、2人とも強敵なので、とりあえず数狙いでいく」と話した。

決勝戦の釣り場は、大会本部前の小川を挟んだ左右の浜でA、B、Cと3つに分かれて入り、30分で選手が入れかわる90分の試合。

沖向きで1番左のAに坂手選手、Bに黒田選手、小川を挟んでCが神崎選手の順で、10時20分に試合開始のホイッスル。

3選手ともキスのポイントは心得ているので、軽く40~50mほど投げて引いてくる。

坂手選手が竿先をうんと下げての釣り方。

黒田選手は竿を真っすぐに立ててサビく釣り方。神崎選手は、クーラーに腰掛けてのマイペースの3人3様の釣り方。

1投目は坂手選手がキス2尾、黒田選手も2尾、神崎選手も2尾と、3選手の同時スタート。

前半戦は坂手選手が12投でキス24尾、中盤戦は12投でキス15尾、後半戦は10投でキス20尾の合計59尾。

黒田選手は前半戦14投でキス25尾、中盤戦は13投でキス30尾、後半戦は12 投で25尾の合計80尾。

神崎選手は前半戦10投でキス26尾、中盤戦は7投でキス16尾、後半戦は9投でキス20尾の合計62尾。

数では、黒田選手80尾、神崎選手62尾、坂手選手59尾の順だが、重量勝負なので、検量してみなければ分からない。

さて、検量結果は数が1番少なかった坂手選手が737g、黒田選手が691g、神崎選手が663gで順位が決まり、数は少なくても、良型を釣った坂手選手が見事、優勝を手にした。

▲優勝―坂手良祐、準優勝―黒田和比古、3位―神崎昴志、4位―原孝、5位―高本泰樹(敬称略)

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