竹村勝則 プロフィール
大阪・泉南 下荘漁港
箱作の下荘漁港へは、南海電車の箱作駅下車で徒歩20分余り。車は、国道旧26号の箱作駅前信号のすぐ先の、茶屋川沿いに海の方へ。車が置ける場所は少ないが、任意の駐車場がある。
漁港の外側の波止が釣り場で、波止の曲がり角から先の外側は、テトラが高く積まれているので釣りは無理だが、波止先端部の150mほどは、波止とテトラがほぼ面一なので釣りやすい。
際には、まだワカメや海藻が多く、根掛かりに要注意だが、沖にもまだ海藻があるので、黒っぽく見える所は根掛かりするので注意が必要。
波止には等間隔で常夜灯があるので、夏は夜釣りが楽しめる。
今回はキスを狙って出発
泉南・箱作の下荘漁港へ行った。
暑さが厳しい日中なのに、波止の先端近くには釣り人が3、4人いて、1人はルアー釣りを、あとの人は穴釣りをしていた。
この付近の沖は砂地だが、まだ所々に海藻が生えているので、海底が白く見える砂地底を狙って、投げ釣りをすることにした。
6月は、同じ泉南方面の尾崎漁港でも、西鳥取漁港でもキスが釣れ、アタリも多かった。
今回もキスが釣れるだろうと、食い込みがよいように、天ビンは中通し、竿は波止竿1号4.5mにした。
投げ釣り用の竿やルアー竿に比べると、竿先が軟らかいから、アタリが大きくでて食い込みがよく、針掛かり率がウンとよい。
この付近は水深が浅いのと、遠投しなくてもよいので、オモリは小さい4号。針は白狐の2号4本針。エサは、イシゴカイを半分に切って付けた。
11時頃から、波止先端のテトラを釣座として、海底が白く見える所を目掛けて、30mほど投げて釣り始めた。
その1投目、5mほど引いてくると、早くも竿先にコンコン、グーッと大きなアタリがきた。
1号調子の竿をグイーッと大きく曲げて上がってきたのは、本命のキスではなくて、泉州名物のガッチョ。しかもダブルだ。
2投目も大きなアタリで、よい引きを見せて上がってきたのは、赤ベラ(キュウセンのメス)とフグのダブル。
ほぼ1投毎にアタリがあり、ベラとガッチョが釣れてくる。
そのうち、ひと際強引を見せて上がってきたのは、青ベラ(キュウセンのオス)の20cm。
そんな青ベラが2尾きたが、あとは赤ベラとガッチョばかりで、メインターゲットのキスは1尾も釣れない。
波止の先端から中ほどまで探ってみたが、釣れるのは同じ赤ベラとガッチョ。
波止際近くは、まだワカメや海藻が多く、その近くまで仕掛けを引いてくると、フグが多かった。
日中は30度超の猛暑となり、あまりの暑さに堪らず14時に納竿。
キープしたベラは17尾だったが、リリースしたベラは4、5尾とガッチョは10数尾で、アタリは頻繁にあって退屈しなかった。
当日、穴釣りの人は釣果がよくなかったらしく早く帰ったが、ルアー釣りの人は赤ベラを何尾か釣っていた。