大阪・金剛山の自然豊かな景観に囲まれた「千早川マス釣り場」は、初心者からベテランまで幅広い釣りファンに愛される釣り場。
今回はそんな千早川マス釣り場の、ルアー・フライポンドにスポットを当て、その魅力と攻略のポイントを詳しく解説。
千早川マス釣り場「ルアー・フライポンド」
千早川マス釣り場では、ルアー&フライ用の小規模ポンドが上池と下池の2つで構成されている。
上池は比較的水質がクリア。水深は浅く、1m~深い場所で1.2~3mほど。池の真ん中には障害物があり、流水装置によるインレットが2カ所ある。
ルアーフィッシングは駐車場側の岸からのみ可(大会時は対岸のフライ専用区からも釣りができます)。駐車場と釣り場の間にはフェンスがあるので、初心者はキャスト時に引っ掛けてしまわないように注意が必要。ルアーの釣り場には鉄板があり、その上に乗れば1段高い場所で釣りができる。
放流場所は釣り場の右端。放流魚狙いの人は、右側を釣座にするとよい。ただし、放流が終わるとインレットの流れが強いため、ルアーの操作が難しくなってしまうので注意。
放流のないニュートラルな状態だと、マスの魚影はポンド全体に散っている印象。少し魚影が濃いのは、やはりインレット付近。流れがあるのでルアーの操作が難しくなってしまうが、パターンがハマれば数を狙える。
水深が浅く、規模も大きくないため、基本的に放流時以外は使用スプーンは1gアンダーがメインになりやすい。常連さんたちはクランクやニョロ系を使っている印象があるが、水質がクリアになればミノーもよく釣れる。
非常に個人的な話にはなってしまうが、ノリーズから発売されている「ミート29DR-SS」の、竿を立てた状態でのデッドスロー巻きが、渋い時間によく釣れる印象だ。
下池は駐車場側とその対岸、どちらでもルアーフィッシングが楽しめる。足場が広いため、初心者も後ろに障害物がなく投げやすい。水質はマッディとまではいかないがステイン気味なことが多い。水深は上池よりもやや深い。
放流場所は駐車場側の左端。インレットもあり魚をストックしやすいため、放流パターンを練習するのであればココがオススメ。個人的には、放流のないニュートラルな状態では上池よりも攻略が難しいイメージ。ただ、パターンさえ掴めれば連発が期待でき、夕まずめのタイミングではマスボールを見かけることが多い印象だ。
こちらも常連さんたちはクランクやニョロ系を使っている印象が強い。日によってレンジが変わりやすいイメージもあるので、トップウォータープラグ、ボトム系ルアーなど幅広く誘えるようにしておくとよい。
マスは非常にデリケートな魚。ルアーフィッシングを楽しむ際は、なるべく素手で触らない(ネットでキャッチ、リリーサーを使って逃がす)などを心掛けましょう。
また、釣り場によってレギュレーションが設けられているため、必ず確認してから釣行しよう。
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