【大阪湾タチウオKINGバトル2024ファイナル】激戦を勝ち抜いた上位3名のパターンを紹介!

寄稿:大阪湾タチウオKINGバトル,タチウオ,テンヤタチウオ

12月8日、大阪・泉佐野にて「大阪湾タチウオKINGバトル2024ファイナル」が開催されました。

大阪湾タチウオKINGバトル公式サイトはコチラ

大会の模様は、こちらの記事で詳しくお伝えしていますが、今回は、上位入賞者のパターンとタックルをご紹介。

まず、変更されたレギュレーションの説明を。

2022年と2023年のセミファイナルとファイナルで適用された、長寸制限のルール変更。2022年は全長80cm以上、2023年は肛門前長26cm以上のタチウオのみカウントするルールで行いましたが、2024年はその長寸制限を撤廃。従来の総尾数勝負とし、よいサイズを狙っていく展開ではなく、純粋に数を釣るパターンに変更されました。


いかに効率的に、取りこぼしなくタチウオを釣っていくか。タナ、誘い、テンヤ、エサを見極め、淡々とタチウオを釣っていく姿を見ていると、さながら自分との勝負のようにも思えました。

ただ、前半と後半ではポイントの状況や天候も変化。もちろん、釣座もかわるため、それに合わせた展開に的確にアジャストし、コンスタントに釣っていけることが重要。また、僅差の勝負になるのは誰の目から見ても明白。ミスなく的確にタチウオを釣り続けることが、勝敗の分かれ目となりました。

そんな中、運命の検量。選手全員が桟橋に並び、1尾ずつ数えていく検量方法で実施。有力選手たちが先に検量を終えていく中、最後の3人に。「37尾目!」の伊丹氏の声に2人が立ち上がり、この時点で優勝は、坂氏に決定。2位と3位は長寸勝負で0.5mmという僅差で2位に森友氏、3位に毛利氏という結果になりました。

そんな激戦を勝ち抜いた、上位3名のパターンとタックルをご紹介します。

3位 毛利 直樹氏
夫婦で参戦され、自身6年目にして、初めて念願のファイナルに進出した毛利氏。
前半はタナを底に絞り、チョンチョンとシャクる誘いをメインに、ジャーク&ステイなども織りまぜたが、濃いアタリダナでは、チョンチョンとシャクるのがヒットパターンだったそう。

前日の練習時に、フルグローが効かず、当日は不使用。ゼブラ系、非夜光系を使用したそう

エサはサンマのみで、テンヤカラーはフルグローを使わずに、ゼブラ系などを使用。

「前半は周りよりも数尾ほどリードしていたが、風が強くなった後半に失速してしまった」と振り返る毛利氏。誰もが目指すKINGには届かず、「優勝したかった」と話していましたが、ブレがなく安定した攻め、着実に釣っていく姿は、さすがのベテランの風格でした。
■毛利氏のタックル
準優勝 森友 景太郎氏
底中心で底から10m以内のみを攻めた森友氏。エサはサンマのみで、誘いはハーフピッチの1シャクリを3回繰り返し、最後の3回目だけフォールを入れて、アタリを待つといったパターン。タナの5mの濃いゾーンを通過したら、また落とすの繰り返しという、効率的な攻め方を実践。
テンヤのカラーの傾向については、フルグローが以前からあまり反応がよくないことを実感していて、ゼブラ系のみを使用。また、「理想の1本」、と話す森友氏のロッドも活躍。キビキビと誘えて、掛けてからは曲がってバラシを防いでくれ、リズムよく釣っていき、初参戦にして準優勝という快挙。
「師匠は2人いるのですが、ほかにも短期間にいろんな方々に指導してもらい、叩き上げ、仕上げてきました」と、自信たっぷりの森友氏。若干23歳のホープに、今後も注目です。
■森友氏のタックル
優勝 坂 匠氏
大阪湾タチウオKINGバトル2024、12代目KINGの座に輝いたのは、坂匠氏。昨年予選初参加、今年2年目にしてセミファイナルを勝ち抜け、ファイナルのテッペンにまで昇り詰めた、若きダークホース。それは、本人も予想できなかった展開で、優勝が決まった瞬間、驚きを隠せない状況でしたが、優勝カップを手にして、その喜びを徐々に噛みしめている様子でした。
■坂氏のタックル
坂氏の詳細なパターン解説「12代目KINGの戦略」については、12月20日発売の週刊釣場速報の紙面で特集!ファイナリスト全19人のタックルも紹介しています。気になる人はぜひ、 紙面もご覧になってください。

ランキング

釣り場・釣り船の情報をまるっとチェック!