子供のころには想像できなかった最新グッズで快適釣行
2025年である。
1961年生まれのオイラ。子供の頃に見たテレビアニメが「鉄腕アトム(1963~1966年)」で、その時代設定が2030年ということをご存じだろうか。2030年って、あと5年なのだ…。
車は宙を浮いて走り、人工知能を持つ二足歩行のロボットが言葉をしゃべり、人手の足りないロボット工場でロボットがロボットを作ってる世界…。それが手塚治虫先生が想像した2030年だったのだろう。
1989年公開の「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」の時代設定は2015年で、今となっては、もう10年も前の話となる…。
やはり車は空を飛び、子供用のキックボードですら、宙を浮いていた…。
さらに、火星人はタコに似ていると思っていた時代がある。これは1898年、イギリスのSF作家H・G・ウエルズによる、タコのような姿をした火星人が地球に攻めてくるというSF小説「宇宙戦争」によるもので、確か時代設定は20世紀前半だった…ような気がする。
偉大な先人たちが夢を見て憧れた未来に、今オイラたちは身を置いているのである…。
今年、2度目の大阪万博が開催されるが、1970年当時、話題になった未来の道具「ワイヤレステレフォン」は「スマホ」と称して、今や小学生でも持っている時代。さすが21世紀、さすが2025年! だと、思えないだろうか?
未来の最新グッズ「充電式カイロ」
オイラも、スマホには随分お世話になっていて、釣りに行く際には欠かせない。方向音痴のオイラはスマホのナビがないと、知らない街など走れない。子供の頃には想像できなかった、未来のグッズのひとつだ。
そして最近「つりそくニュース」にも載っていた、未来的だなと思う最新グッズを手に入れた。「充電式カイロ」である。
「なんや、カイロかい」と思われるだろうが、恥ずかしい話、オイラは「カイロ」の語源すら知らなかった。一見、外来語にも思える「カイロ」という言葉だが、語源は日本語の「懐炉(かいろ)」である。
懐炉の「懐(フトコロ)」は、着物や衣服の内側、特に胸やお腹の部分を差し、「炉」は火を焚いて温める道具や場所の意味で、つまり懐に入れて使う暖房器具のことを「カイロ」と言う。
オイラはバイクに乗っているせいか、冬になると寒さで指先が真っ白になって痺れたように感覚がなくなる「ハクロウ病」という病気が発症する…。
寒い時は当然、釣りの際にも発症するため、ラインを結んだりもできなくなる。
なので、冬場に釣りに行く時は、両方のポケットに使い捨てカイロを忍ばせていた。
オイラが使用していた使い捨てカイロは「桐灰・24時間持続・貼らないタイプ・30個入り」で、値段は1箱1380円。
値段は置いておいても、ドラッグストアに買いに行くのも面倒だし、荷物になるし、ゴミにもなる…と考え、思い切って最新の充電式カイロを購入した。価格は3400円ぐらい。
2個1セット(マグネットでくっ付く)で、カイロとして使用しない時は、モバイルバッテリーにもなるというもので、モバイルバッテリーにならなければ買っていなかったかもしれない…。
いやこれがホントに、電源を入れるとスグに暖かくなるし、片手に1個ずつ持ってポケットに手を入れると、ハクロウ病で白くなった指先が瞬く間に赤みを増す。
ただ難点は、電源や温度を切りかえるボタンが側面にあり、ポケットに入れていると知らない間に電源が切れていたり、入ってたり、温度調整が切りかわっていたり…。
なので、購入を考えているなら、電源や温度切りかえボタンが側面とか、触れやすい場所にないものをオススメする。
もうひとつ言えば、冬は乾燥しているため、手が滑って落としやすいので、ストラップが付いている方がよいかな。
とにかく、江戸時代には想像すらできなかったであろう、この便利グッズで、2025年の冬の釣行はもう苦にならない…か?