大阪湾を代表する名手が集結!上位入賞の秘訣は微速巻き【テンヤタチウオガチバトル2025〜冬の陣〜】

小牟田 俊寿(こむた としひさ) プロフィール

テンヤタチウオのほか、船タコ、船メバルなど大阪湾の人気船釣りジャンルをはじめ、磯釣りも精力的にこなすアングラー。テンヤタチウオの得意なスタイルは即掛け。大阪湾タチウオKINGバトル2023の第11代目KING。昭和61年生まれ

テンヤタチウオガチバトル2025〜冬の陣〜

皆さん、こんにちは!11代目タチウオKINGの小牟田です!

新年が明けて、本格的な冬シーズンに入ったテンヤタチウオですが、潮周りと天気が合致すれば、まだまだ好釣果が出ている状況です。

そんな中、1月11日に明石の海蓮丸で「テンヤタチウオガチバトル2025〜冬の陣〜」というイベントを開催させていただきました!

このイベントは、私が企画・運営を行っているもので、今回で3回目の開催となります。

毎回、大阪湾を代表する超凄腕の方々にご参加いただき、激戦が繰り広げられています!

年に2回、「夏の陣」と「冬の陣」を開催しており、「夏の陣」は隣の釣座同士で1ON1の数釣りバトルを行うトーナメント形式。「冬の陣」は前半・後半で席替えありの1DAY数釣り形式、というルールです。

第1回目の大会となる「2024冬の陣」は、10代目KING樋口輝選手が、第2回大会となる「2024夏の陣」は11代目KINGの私、小牟田俊寿が、それぞれ優勝しました!

大阪湾を代表するテンヤタチウオの名手が集結

今回も、大阪湾を代表する最強メンバーが集結。果たして優勝を手にするのは、どの選手か⁉

今回のポイントは洲本沖。ポイントに到着すると、明らかに見て分かる激濁り状態! この状況が1日続くことになりました…。

ひとまず、底からタナを探す作業。濁りが入っている時は、かなりタナが上ずっていることもあるので、広く探る意識を持つことが大切です。

ただ、速く激しい誘いでは、そもそも活性の低いタチウオのアタリをだすことは難しい…。

微速巻きで効率よく探る

そこで活躍するのが、微速巻きです。

スローな優しい誘いをしながらも、微速巻きを入れることで、ステイ中(アタリを待っている間)でもタナを探り続けていくことができ、非常に効率がよくなります。

初期アタリがだせたら即掛けせずに、丁寧に追わせて確実にキャッチすることを意識します。

テンヤカラーは、本来、水が澄んでいればケイムラ赤金を多用しますが、今回は濁り対策でグローの入ったカラーを使用しました。

この作戦で1日通し、13尾のタチウオをキャッチ!

アタリは、たったの15回と、キャッチ率こそ高かったものの、初期アタリの少なさが課題となる内容でした。

そうそうたるメンツの中から優勝したのは…

私は同数が4人並ぶ4位という結果で、表彰台には届かず…。

激ムズの1日を制したのは、16尾を釣り上げた久保元嗣選手!

後半にスパートを掛け、たった10分のラスト1流しで3尾連続キャッチに成功し、優勝を奪取! 最高に熱い展開でした!

準優勝は、紅一点の毛利洋子選手。前半で11尾キャッチと、圧巻の釣りっぷり! 後半もコンスタントにキャッチして、最終16尾と、久保選手と同数でしたが、惜しくも長寸勝負で敗れ、準優勝となりました。

3位は、新進気鋭の若手・森友景太郎選手。ラスト1分で1尾を絞りだし、最終14尾をキャッチ! 大阪湾タチウオKINGバトルに続き、きっちり表彰台に乗る実力は、流石でした。

入賞された方々、おめでとうございます!

次回の「テンヤタチウオガチバトル2025〜夏の陣〜」が、今から楽しみです!

参加メンバー(敬称略)

吉田昇平、樋口輝、小牟田俊寿、深田健之、酒井威志、堂園浩之、岡本茂明、荊木康司、赤穂亘、上山来輝、安部和登志、西原優一、久保元嗣、糸井弘一、毛利直樹、毛利洋子、前田博、森友景太郎、小森智之、張如耀、坂匠

上位2人のタックル&戦略

久保元嗣選手

使用タックル
ロッド:極鋭タチウオテンヤSP EX AGS178
リール:シーボーグ100J
テンヤ:船タチウオテンヤSS TG赤金グリーングローゼブラ、黄グリーングローゼブラ
エサ:生イワシ

誘いは微速2を入れながら1/4ピッチの細かいジャークがメイン。ラスト10分の3連続キャッチは、巻き速度10のリアクション狙いで初期アタリをだし、そこからは電動巻きを切って追わせて獲ったとのこと。

毛利洋子選手

使用タックル
ロッド:サーベルマスターエクスチューン91H173
リール:シーボーグ200J
テンヤ:船太刀魚テンヤ フリーアングル フッ素コートフック妖艶グロー、快適船タチウオテンヤSS AG紫ゼブラルミノーバパープルグロー
エサ:フォーミュラ漬けサンマ

誘いは微速1を入れながら、ロッドのみでフワフワとテンヤを上下するアクションがメイン。

やはり上位2人も微速巻きを使った誘いがメインとなっていました! 今シーズンの洲本沖は特に、タナの芯が定まりにくい傾向があり、微速巻きが効果を発揮している印象です。テンヤカラーも濁りを意識して、グローを取り入れている部分が共通していました。

ランキング

釣り場・釣り船の情報をまるっとチェック!