船で狙うメバルは、アベレージが20cm級で型もよく、中には尺前後の大物が釣れることもあります。
メバルは「春告げ魚」とも呼ばれ、今が旬真っ盛りのターゲット。
「今期のメバルは渋い」と調子の上がらないエリアもありますが、大阪・小島沖ではサビキメバルが好スタートを切りました。ここでは、先日に釣行した模様をレポートします。
船中全員複数GET、トップはツ抜けの好釣果!
乗船した船は、メバル釣りにコダワリを持つ、泉南・小島漁港の第二小島丸。
船長の梶原健一氏は、その仕かけを自作する凝りようで、乗船者1人1つ限定で仕かけを配布しています。当日は常連2人が敢えて持参の仕かけを使っていましたが、ビギナーを含めた2人の釣り人は、船長オリジナル仕かけを使用しました。

▲第二小島丸のオリジナルメバル仕かけ
朝イチは、地ノ島の北側のポイントで釣り開始。水深は33mほどで、フラットなポイントです。
2回ほど流し直した頃、底付近で竿をゆっくりと上下して誘いを掛けていた、トモの釣り人にアタリ。ククッと小気味よく引き込むのを味わいながら上げてくると、20cm級のメバルでした。
次の流しでは、ビギナーの方が20cm級を上げた後に、すぐに今度は25cm前後をダブルで釣り上げます。
これを見た常連の方は、それまでは朝のローライトという条件を考慮してケイムラの入ったギジで狙っていましたが、ビギナーが船長仕かけ(グローやケイムラを使用していない光らないギジ)で連発したのを見て、アピールを控えたギジにチェンジ。
すると、すぐに25cm級のメバルをヒットさせました。
この日は反応はあるものの、なかなかメバルが口を使わない状態でしたが、ポイントを転々として、納竿直前に船長が底から5mほどの濃い反応を見付けました。
すると、船中全員にアタる、アタる、アタる。
トモでメバルのダブルとガシラ、胴の間のビギナーは尺にあと1cmと迫る泣き尺メバル、そして、常連は25cm前後のメバルをトリプル掛け。

▲当日の船中最長寸、29cmの泣き尺メバル

▲常連はラストにトリプルでツ抜け達成
皆がこのポイントで一気に数を伸ばし、メバルをトップ10尾、2番竿9尾と十分な土産に恵まれました。
乗船した第二小島丸では、メバル狙いは試し釣りを含めて今期はまだ3回目でしたが、幸先のよい出足に、船長も「例年よりエエ感じちゃうかな」とのこと。
小島沖の船メバルは、これからしばらくは型、数ともに十分楽しめそうです。