足場がよく、広い堤防でビギナーやファミリーにオススメの釣り場!年間通してターゲットが豊富なので、いつでも楽しめます
何度かの大寒波に見舞われた今年の冬でしたが、3月に入りようやく暖かい日も増えてきました。
兵庫県釣りインストラクター連絡機構(JOFI兵庫)の池内です。
今回は、東二見人工島の東播磨港二見南防波堤を紹介します。
東播磨港二見南防波堤
以前紹介しました同じ東二見人工島のテトラですが、あちらはテトラゆえ、どちらかというと慣れた人向けですが、この二見南防波堤は非常に足場のよい防波堤で、根元を除く、大半にテトラが入っておらず、ビギナーの方やファミリーの皆さんにも釣りやすい場所です。
長さもあり、内向き外向きどちらでも釣りができますので、かなりの人数が入れる釣り場です。
場所は東二見人工島の東側、東二見橋を渡って人工島に入って、すぐ左手にあります。
この防波堤は東二見人工島のメインとも言える場所で、あちこちで紹介されている有名ポイントです。
釣り物は豊富で、ファミリー向けのアジ、サバ、イワシのサビキはもちろん、投げ、ブッ込みのカレイ、キス、探り釣り、穴釣りのガシラ、メバルなどから、フカセのチヌ、エビ撒きのハネ、ノマセ釣り、ルアーの青物、アオリイカなど年間を通して、いろいろな魚が釣れます。
沖は基本的には砂地で、際の水深は5m程度です。
ファミリーにオススメは、ちょい投げのカレイで、春と秋(4〜5月頃、10月〜11月頃)はカレイが接岸する時期で、遠くに投げる必要はなく、コンパクトロッドのような短い竿に、軽めのオモリのちょい投げで釣果が見込めます。
サビキやほかの釣りをするかたわら、アオイソメでも付けて1本ちょい投げで放り込んでおくと、嬉しいお土産が確保できることも。
ただ、この一帯はカンダイやそのほか大物も多く、気がつけば竿がボチャンと海に持っていかれることもあるので、ドラグをユルユルにしておく、尻手ロープでくくっておくなど、注意してください。
さて3月中旬のこの日、そのカンダイの引きを味わおうとやってみました。
そもそもここは、チヌの有名ポイントでもあり、この日も内向き外向きどちらにもフカセや紀州釣りでチヌを狙っている人が何人かおられました。
僕もこの周辺でチヌを狙っていて、多い日は何度もカンダイらしき魚に仕掛けをブチ切られているので、1度太めの仕掛けで狙ってみようと思った次第です。
80cmを超えるモンスター級を取ろうと思うと、相当強力なタックルにエビなどを付けて、足元に落とし込んで待つスタイルになるんですが、今回は、もっとライトにあくまでフカセ釣りで、ちょうど沖磯で尾長グレを狙うようなタックルでやってみました。
磯竿1.7号にレバーブレーキのリールに道糸ハリスとも3号、ウキは3B、ハリはグレ針8号。サシエはオキアミLL。
オキアミ+アミエビにパン粉、ヌカをまぜたマキエを撒きながら、タナを底付近に合わせてカンダイがいそうな際、テトラ際を流していきます。
テトラからでも、もちろんいいんですが、掛けた後のやり取りのしやすさから、ちょうどテトラが切れるアタリを防波堤の上から狙いました。
前半は全くアタリもなく、エサも取られずでしたが、経験上カンダイは少し日が落ち始めた夕まずめにエサを求めて出てくることが多いので、粘っていると、夕方、50cmそこそこのコブダイが来てくれました。
同じ仕掛けで、過去に70cmクラスも釣っているので、またリベンジしたいと思います。
釣り場では安全のためライフジャケット、滑りにくい靴の着用をお願いします。
貴重な釣り場を守るためにも、自身のゴミの持ち帰り、釣り場環境の美化、保全に協力をよろしくお願いします。
(東二見人工島は各所にゴミ箱が設置されています。)
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