美味しい”オニ”を退治しに行こう! 絶品魚「オニカサゴ(イズカサゴ)」釣りを大満喫
3月1日、和歌山・加太へメバル釣りに行きましたが、釣果はメバル1尾のみと大撃沈…。
「このままでは終われない!」
そんな思いに駆られ、帰宅後すぐに京都・宮津の「裕凪丸」にオニカサゴ釣りの予約電話を入れました。電話に出たのは親父さん。「空いとるよ。5人でも6人でも行けるよ。6時過ぎには出るから」と快く返事をもらい、翌日の釣行が決定。
京都・宮津で楽しんだ「オニカサゴ」釣り
翌日は小雨の予報でしたが、風は弱く釣りには支障なさそうです。朝5時頃に港へ到着し、荷物を下ろして駐車場に車を停めると、後方にはまだ雪がこんもりと積もっていました。
6時前に準備を整え、船着き場へ向かうと、女将さんが待っていました。乗船名簿を記入し、料金を支払うと、「今日は5人だから、後ろの右でも左でもいいですよ」とのこと。日曜日にもかかわらず、船内は空いており驚きました。私は左舷トモを選択。ちなみに「裕凪丸」では、女将さんが釣り座を指定してくれます。

▲筆者の釣座。幸運なことに、少人数のため、左舷トモに入れました
やがて「オーシャンブルー裕凪丸」が接岸。船長に挨拶し、荷物を積み込んで、いよいよ6時半頃に出船。左舷に3人、右舷に2人という布陣で、約40分かけてポイントへ向かいました。この日の釣り場は経ヶ岬沖の水深100m前後にある魚礁周り。
7時20分頃、「プッ」という合図で釣りスタート。この日のエサは、定番のサバの切り身に加え、サケ皮やアナゴの皮も準備。3本針仕掛けに、上からサケ皮・サバ皮・アナゴ皮と付け、どのエサにアタリが多いかを試してみることにしました。
最初のアタリはウッカリカサゴで、やはり定番のサバに食いついてきました。その後もサバにガシラが連発し、安定した釣果(笑)。しかし、肝心のオニカサゴがなかなかヒットせず、少々焦り始めます。そんな中、胴の間の方が中型のオニカサゴを釣り上げました。
続いて、私にもアタリがあり、小型のオニカサゴをゲット! これはサケ皮に食いついていました。
船長はアタリが遠のくと、すぐにポイントを移動し、いくつものポイントを回ってくれます。ただ、この日は潮が動かず、船長も苦戦している様子でした。
何度かポイントを移動した後、大きなアタリ! 中型のオニカサゴをゲットし、ホッと一息。これもサケ皮にヒットしていました。
前半戦はウッカリカサゴ5尾、オニカサゴ2尾という結果。後半に向けて、気合を入れ直します。
天ビンが着底し、50cmほど浮かせて待っていると、竿先にコツコツというアタリ。食い込むのを待ち、少し竿先が押さえ込まれたタイミングで、ゆっくりと竿を持ち上げて聞き合わせをすると、ググッとした手応え! すぐに手巻きで2〜3m巻き上げ、穴に入らせないようにしてから電動リールのスイッチオン!
巻き上げ途中も強い引き込みが何度かあり、竿先が水中に突き刺さるほどのパワー。水面に赤い魚体が見え、40cm近いオニカサゴを確認。自らタモですくい、無事にゲット! これはアナゴ皮に食いついていました。
その後、下2本の針にサバとアナゴ皮のダブル付け、上針にはサバとサケ皮のダブル付けで試したところ、終盤に良型をダブルでヒット! しかも、2尾ともサバとアナゴ皮のダブル付けに食いついていました。今までサバが定番のエサでしたが、アナゴも有効なことを実感しました。
14時頃、納竿。最終釣果はウッカリカサゴ6尾、オニカサゴ10尾と、目標の「ツ抜け」を達成! しかも、ほとんどが40cm前後の良型で、小オニは2尾のみ。リリースサイズ(25cm以下)はゼロと、大満足の釣行となりました。

▲オニカサゴの炙り