釣りの頼れる相棒、クーラーボックス。釣果を新鮮なまま持ち帰ったり、飲み物をキンキンに冷やしたりと大活躍ですよね。特にこれからの暑い季節、その「保冷力」は釣りの快適さや満足度を大きく左右します。
「自分のクーラー、なんだか冷えが持たないな…」と感じていませんか? でも、買い替える前に試せることはたくさんあります! ちょっとした工夫で、クーラーボックスの性能は驚くほど向上するんです。
夏が来る前に、ぜひ覚えておいてください!
クーラーボックスの保冷力を最大限に引き出す7つのテクニック
今回は、誰でも簡単に実践できる、クーラーボックスの保冷力を最大限に引き出す7つのテクニックを紹介します!
クーラーボックス本体が温まっていると、入れた氷は、その熱を奪うために使われてしまいます。釣行前日の夜から、中に保冷剤や凍らせたペットボトルなどを入れて、庫内を冷やしておく「予冷」をしましょう。これだけで、当日の保冷効果の持続時間が格段に変わってきます。
スタート時の温度が低いほど、冷えは長持ち!
氷の種類でも保冷効果は変わります。
ゆっくり溶けて長持ちするのは「ブロック氷(板氷)」。一方、魚などを素早く冷やすなら表面積の大きい「クラッシュ氷(かち割り氷)」が有効となってきます。両方を組み合わせたり、凍らせたペットボトル飲料(溶ければ飲める!)を活用したりするとよいでしょう。
クーラーボックス内の隙間が多いと、空気が対流して冷気が外へ逃げやすくなります。凍らせたペットボトルや追加の保冷剤、もしなければ丸めたタオルなどで隙間を埋めましょう。中身が少ない時ほど、このひと手間が効果を発揮します。
クーラーボックスを開けるたびに、中の冷気は逃げ、外の温かい空気が入り込みます。当たり前ですが、これが保冷力低下の大きな原因。必要なものを出す際は素早く!頻繁に出し入れする飲み物などは、別の小型クーラー(サブクーラー)を用意すると、メインクーラーの温度を安定させることができます。
これは保冷の基本中の基本!
炎天下にクーラーボックスを置いては、どんな高性能なものでも効果は半減します。タープの下、木陰、車の影など、必ず直射日光が当たらない場所を選んで置きましょう。どうしても日陰がない場合は、クーラーの上に濡れタオルなどを被せるだけでも違います。
夏場の地面は非常に高温になっています。クーラーボックスを直接置くと、底面から熱が伝わり、中の温度上昇を早めてしまいます。
スノコやブロック、発泡スチロール板、専用スタンドなどの上に置いて、地面から少し浮かせるだけで、下からの熱伝導を効果的に防げます。
クーラーボックスの底にスノコを敷くのも非常に有効なテクニックです。氷が溶けて水が溜まっても、釣った魚が直接水に浸かるのを防ぐことができます。特に魚は、真水に長時間浸かると水っぽくなり味が落ちてしまうため、スノコ1枚で鮮度保持力が大きく変わります。100均アイテムなどで代用も可能ですのでぜひ。
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ひと工夫で保冷力はもっと高まる!
今回ご紹介した7つのテクニック、いかがでしたか? どれも難しいことではなく、少し意識を変えるだけで実践できる簡単な工夫ばかりです。これらのテクニックを組み合わせれば、お手持ちのクーラーボックスの性能を最大限に引き出し、大切な釣果を最高の状態で持ち帰ることができます。
でも、高機能なクーラーボックスも捨てがたい…お財布と相談ですね(笑)。
クーラーボックス内の臭いが気になる方は、こんなアイテムもありますよ!チェックしてみてください。