あごだしを使った、ジャンボアジの干物が絶品だった!生干しのポイントも紹介♪

寄稿:美味魚ハンターけーちん

美味魚ハンターけーちん(びみぎょはんたーけーちん) プロフィール

「美味魚ハンター けーちん」こと、川森慶子さんは、日本各地の美味しい魚を追うアングラー。オフショアジギングやキャスティング、タイラバを中心に、エサ釣りや、中深海釣りにも精通している

皆さんこんにちは。寒気から一転、やっと春めいてきましたね。

和歌山・日高町の柏港から出船の釣り船で、ジャンボマアジ釣りに行ってきました。

40cmから50cmにもなる巨大マアジを狙うのですが、この船宿の最高記録は、体長58cmだそうで、私も1度でよいから、そんなモンスターなマアジを見てみたい! 私の記録は47cm。いや~、それでも最高に引きが楽しく、食べても美味しい魚でした。

ジャンボマアジのあごだし干物

お刺し身やジャンボアジフライも最高に美味しいのですが、これだけ身厚なら、干物が絶対に美味しいはず! 一般的な塩漬けも美味でしたが、福岡県の久原醤油のあごだしを使って、「だし干物」を作ってみたら、これまた絶品!

5月までジャンボマアジが狙えるシーズンですので、行かれた方はぜひ、お試しください♪ 塩分濃度を調整すれば、25cmぐらいのアジでも十分美味しいので、釣りやスーパーでマアジが手に入ったら、ぜひどうぞ♪

【材料】4人分(料理仕上がり写真は3人分)

マアジ 2尾 (2枚おろし)45cm程度のもの
水 1000ml
塩 水に対して約10%(今回は100g)
あごだしのつゆ(久原醤油・濃縮4倍) 500ml
干物用干しネット

【作り方】

アジはウロコをひき、頭と内臓を取り除いて2枚おろしにする

水1Lに対して塩分10%の塩水を作り、あごだしのつゆを入れる

2枚おろしにしたアジは、皮を上にして「②」の液に約30分間漬ける

漬け液から取り出し、キッチンペーパーで水分を軽く拭き取り、干物用ネットで皮を下にして約6時間干す

生干しとは?

生干しは、風味とフワフワの食感が味わえてオススメ。生干しの出来上がりのサインは、干物の表面(身の面)を指で触った時に、指には水分がまったく付かず、身の方にはモチモチ、ネットリ感がある状態。それ以上乾かすと、一般的な硬い干物になります。

《干し方のポイント》

その日の気温や風の状態に合わせて、干す時間を調整していきましょう。気温が高い時は夜干しがオススメ。湿度が高い日は避け、室内干しだとサーキュレーターや扇風機を使います。人工的に風を送る時は、乾きすぎないように干す時間を3時間ぐらいから気に掛け、干物ネットの下には、新聞紙などで床が汚れない対策もお忘れなく。

《漬け液の塩分濃度について》

今回、45cmのジャンボマアジを用いて、福岡県の久原醤油の4倍濃縮のあごだしを使ったため、漬け液から出した時に水洗いしなくてもよいように、塩分濃度を10%にしましたが、一般的な干物作りでは、小さめのアジなら8~10%ぐらい大きめのアジで15%にして30~40分間漬け込み、軽く水洗いをします。

今回、紹介した干物は、あごだしの風味と干物の塩味を上手く出すため、大アジでも塩分濃度を低くして、だし漬けにしました。この場合は、水洗いは不要です。漬け液を作った時に、味を見てちょうどよい濃さになるように、お好みで調整してください。

《漬ける時の温度》

室温が13度を超えるようなら、漬ける時は、冷蔵庫内で漬け込みましょう。

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