アオリイカとのやり取りがたまらない! スリル満点な”ヤエン”の釣り方(和歌山・三尾川 りき丸)

大型のアオリイカが釣れると人気が上昇している、和歌山・三尾川のりき丸で楽しむカセ釣り。

ここでは、ヤエン釣りをメインにしてアオリイカを狙っている人が多い。そこで今回は、ヤエン釣りのタックルや仕かけ、釣り方などを紹介したい。

▲三尾川のりき丸で釣り上げたアオリイカ

タックル&仕掛け

仕掛け図

▲ヤエン釣りに最適な、がまかつの「がま磯 アルデナ」125ー470

▲ヤエン仕かけは、各社から発売されている

▲ヤエンの針は、通常の針ではなく、このように、何本も針が付いている

▲驚異的な針掛かりを実現した、がまかつのヤエン針「鋭刀ヤエン」シリーズ。記者は今回、「鋭刀ヤエン 鬼攻め」のLサイズをメインに使用した

▲アジに掛ける、ヤエン専用の泳がせ針

ヤエンで使うエサ

ヤエン釣りには、生きアジを使う。エサは生きがよいアジが圧倒的に有利だ。

りき丸では、漁師を兼業しており、漁で獲れた生きのよいアジを船長がアオリイカ用のサイズになるまで育てており、販売してくれるのが嬉しい。

アジの付け方だが、まずアジの腹を頭から尾の方へ軽くシゴくようにして、エアー抜きをする。これによって、アジが浮きにくくなり、タナへ入りやすくなる。そして、アジの付け方は、尾ビレの付け根に針を刺すのが基本だ。

▲りき丸では、現地で生きエサの購入が可能です。船長が漁で獲れたアジをアオリイカに最適なサイズまで育てているため、サイズ感、生きは◎です

▲アオリイカに捕食された生きアジ

持っておくべきアイテム

りき丸に乗船する際に持っておいた方がよい物を紹介。

必須アイテムは、タモとアジを掬う網。タモは直径が大きい方がアオリイカを掬いやすい。

また、タモよりもギャフがベター。アジを掬う網も通常の網ではアジを掬いにくいため、大きめを持っておいた方がよい。りき丸のアジは生きがよいからだ。

釣り方

ヤエン釣りの手順

①仕かけをセットしたら、アジをすくい、針を尾ビレ近くに刺す。

②竿の弾力を利用して、山なりに投入する。

③投入したら、竿を1、2回上にあおって、道糸を少し出し、アジが潜りやすいようにする。

④アジが底の方へ潜ったら、糸フケを取り、竿先に少しテンションが掛かる程度にする。

⑤リールのドラグを緩めておく。

⑥竿先がチョンチョンと動いているのは、アジが泳いでいるから。5分ほど待ってもアタリがない時は、竿を立ててアジを動かしてアピールさせる。

⑦アジが弱ってきて浮くか、潮流が速くなって浮くようなら、アジの腹にアジ沈めオモリを付ける。

アタリとヤエン投入のタイミング

①竿先が少し曲がって動かない時は、イカがアジに抱きついたか、根に掛かったかなので、竿をそーっと立てて聞いてみる。

②イカのアタリはいろいろで、竿先が曲がって、スプールから糸が出ていく。竿先が曲がったままで、動かない居食い。いきなりスプールから糸がジリジリと出ていく。ゆっくりアジを引いて誘いを掛けていると、グーッと重くなるなど、さまざま。

③アタリがあれば、通常はアオリイカがアジを食べるのに5分ほど様子を見るが、三尾川は藻が多く、待つとアオリイカが藻の方へ潜っていくことが多く、バラシの原因となるため、アタってアオリイカが乗っていることが確認できたら、すぐにヤエンを投入する。

④ヤエンを入れたら、道糸を少し張ったり緩めたりすることによって、ヤエンが進んでいく。

⑤ヤエンがイカに届くまでの時間は距離によるので、自分の勘によるほかない。

⑥合わせ方は、竿を上に立てるのではなく、竿を水面近くに下げて、グイーッと横へ引くように合わせる。

⑦イカを水面近くまで、引き寄せても、焦ってタモを入れない。イカをよく見て、イカがまだアジを抱いているようならヤエンが掛かっていない。イカとアジが離れていれば、ヤエンが掛かっているので大丈夫。

⑧タモ入れは、イカの後ろの方からタモを持っていくのがよい。

▲アジをすくったら、アジの尾ビレ付近に針を刺して準備をしよう。キャストはソフトに

▲ヤエンを投入する際は、針に道糸が絡まないように。落ち着いてヤエンの仕かけを入れることが大切だ

▲アオリイカがグングンと引くが無理に引っ張らないようにしよう!

 

絶好調に釣れている、三尾川のりき丸。6月中も盛り上がることは間違いナシ! でかいアオリイカを狙いに皆さんも行ってみてはいかがだろうか?

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