中紀の名物「麦わらイサギ」の釣り方

中紀の初夏の名物と言われる「麦わらイサギ」。この時期のイサギは卵や白子を持っており、脂も乗って美味しい。

美浜エリアでは、「鉄仮面」と言う、オモリとマキエカゴが一体化された、特徴的な道具を使った天ビンズボ釣りでイサギを狙う。

今回は美浜の山見丸に乗船してイサギ釣りを楽しんできた。

当日の釣況をもとに、タックルや釣り方などをお届けしたい。

鉄仮面のタックル＆仕かけ

「鉄仮面」と言う、オモリとカゴが一体になった仕かけと天ビン、３本針の船サビキ仕かけ（山見丸では仕かけは２セット付き）。

サビキ仕かけの針はスキン付きや平打ち針がよく、サシエがなくてもOK。

ロッドはオモリ負荷100号の船竿で３㍍までが扱いやすい。波がなければ、短いロッドが取り回しがよくて有利。

エサはマキエにアミエビを使う

エサは、マキエにアミエビを使用。

マキエのアミエビは、鉄仮面に7、8割ほどと少なめに入れる。入れすぎると、出が悪くなるので注意。

サシエは基本的にはなくてもよいが、食いが悪くなった時などにあると、食わせの一手になるので、用意するのも◎。

ただ、全ての針に付けるのではなく、3本針の中でも、よく食ってくる針（当日は1番下が多かった）にセットすると、効率的。だ。

釣り方とコツ

①船長が指示したタナ＋仕かけ分を下ろしたら、すぐに仕かけ分リールを巻いてから、シャクってマキエを出した後にステイ、またはリールを半回転巻く。

②30秒ほどステイしたら、またマキエを巻いてステイ。または、1mごとにリールを巻いてシャクってからステイ、を繰り返す。

※潮が緩い場合は、電動微速巻きがよいこともある

③アタリがあったタナを覚えておき、次からはそのタナ＋仕かけ分を下ろして、①に戻る。

④電動リールで中速巻き程度で巻き上げてやり取りをする。イサギは口が軟らかいので、取り込みは糸を緩めないように気を付ける

イサギは追い掛けが可能なので、1尾掛かったらそのまま電動のスロー巻きでゆっくり巻くことで、追い掛けをすることができる。ただし、状況によってはオマツリの原因となるため、周りの人に注意しながらにしよう！

また、追い掛けをする時はラインを緩めるとイサギが外れてしまうので、シャクったりするのはオススメしない。

イサギの大型は群れの上にいると言われているので、アタっているタナがあればその2～3m上を狙うのも良型を釣るためのコツとなる。

 

期間限定で出船しているので、行くなら早めがオススメ！

山見丸ではレンタルタックルも用意されているので、手軽に釣行も可能なので、気になった方は、美味しいイサギを釣りに行ってみてほしい。