光り方が全然違う!「グロー」と「ケイムラ」の違いについて

先日はルアーや仕掛けの「グロー(夜光)」カラーについてお話ししましたが、夜釣りやマズメ時、深場などでそのアピール力に助けられた経験、きっとありますよね?

さて、そのグローとよくセットで聞くのが「ケイムラ」カラー。「どっちも光るんでしょ?何が違うの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

実はこの2つ、光り方も得意なシチュエーションも、全然違うんです! 今回は、そんなグローとケイムラの決定的な「違い」と、それぞれの「使いどころ」を分かりやすく解説します。これを読めば、あなたのルアーローテーションの幅がグッと広がるはず!

光り方がここまで違う!「グロー」と「ケイムラ」の基本のキ

まずは、1番大事な「どう光るか」の違いから見ていきましょう!

グロー(夜光)とは?

皆さんもおなじみ、光を蓄えて暗闇で自ら「ぼんやり」と発光するのがグローです。事前にヘッドライトなどで光を当てておくと、しばらくの間、緑や青白く光り続けますよね。太陽光やライトの光がない状況でも、その存在をアピールできるのが最大の特徴です。

ケイムラ(蛍光紫)とは?

一方ケイムラは、グローのように自ら光を蓄えて発光するわけではありません。ケイムラが光るのは、太陽光や常夜灯に含まれる「紫外線(UV)」に当たった時だけ。紫外線に反応して、青白っぽい独特の妖しい光を発するんです。人間の目には見えにくい紫外線ですが、多くの魚には見えていると言われ、このケイムラの発光も魚には魅力的に映るようです。 簡単に言うと、 グロー → 蓄光して自ら光る(暗闇OK!) ケイムラ → 紫外線に反応して光る(紫外線が必要!) という違いなんです。

出典:ダイワ

グローが得意なのはこんな時!

グローは、なんといっても暗い場所や状況で自ら光ってアピールするのが得意技!

夜釣り・朝夕まずめ: 光が少ない時間帯の主役!
深場狙い: 太陽光が届きにくい深いタナでも存在感バッチリ。
濁り潮の時: シルエットを際立たせ、魚に「ここにいるよ!」と知らせます。
夜行性の魚に: タチウオ、アナゴ、夜のメバルやアジなど、夜に元気な魚たちには特に効果的!

「とにかく目立たせたい!」「魚に気づいてほしい!」そんな時に頼りになるのがグローです。

ケイムラが輝くのはこんな時!

ケイムラは、グローとは逆に紫外線がある状況で妖しく光って魚を誘います。

日中の釣り: 晴れでも曇りでも、紫外線は常に降り注いでいます。日中の切り札に!
常夜灯周りの夜釣り: 常夜灯の光に含まれる紫外線にも反応します。
澄み潮の時: ナチュラルだけど独特な光で、魚に違和感を与えにくいアピールができます。
イカには特に有効!: アオリイカやケンサキイカは紫外線に敏感と言われ、エギの定番カラー。もちろん、他の多くの魚にも効果が期待できますよ。

「ナチュラルに、でもしっかりアピールしたい」「スレた魚に口を使わせたい」そんな時に試す価値ありです!

「どっちが絶対に釣れる!」というものではなく、その日の天気、時間帯、水色、魚の活性など、さまざまな状況に合わせて使い分けることが釣果アップの秘訣です。ルアーボックスにグロー系とケイムラ系の両方を忍ばせておけば、アピールの引き出しがぐっと増えますよ。 ぜひ、次の釣行で「光」を意識したルアーローテーションを試してみてくださいね!きっと新しい発見があるはずです!

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