【新製品情報】シマノが本気だ。重量77gの超軽量タチウオ竿「サーベルマスター エクスチューン 攻 テンヤ」を発表

シマノが本気で勝ちに来た。

「自重77g」。その名に恥じない“攻め”のテンヤタチウオロッドが2025年7月登場。

サーベルマスター エクスチューン 攻 テンヤ

出典:シマノ

大阪湾で毎年熾烈な戦いが繰り広げられるテンヤタチウオの頂上決戦「大阪湾タチウオKINGバトル」。

その舞台で勝利を渇望するトーナメントアングラー、そしてさらなる高みを目指す全ての競技志向の釣り人に刺さるのではないだろうか。「サーベルマスター エクスチューン 攻 テンヤ」という一振りが。

スペック
品番 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径(mm) テンヤ号数(号) リールシート位置(mm) リールシートタイプ カーボン含有率(%) 本体価格(円)
82MH170 1.70 1 170 77 1.1 30-60 410 DOWNLOCK 98 67,500円

シマノ公式「サーベルマスター エクスチューン 攻 テンヤ」詳細ページはこちら

動かし・感じ・掛けて・いなす。
求められる要素を具現化するタックルバランス。

「タックルバランスとは何か?」
「ロッドに求められる要素とは何か? 」

シマノが出した答えは、動かし・感じ・掛けて・いなす。全ての操作を高次元でこなせること。

テンヤをキビキビと動かして誘う「穂持」のレスポンス。わずかなアタリを感じ取る「穂先」の目感度とモタレ感度。掛け遅れることなくタチウオの頬を的確に貫く「穂持~胴」の強さ。そして最後の抵抗をかわす、ほどよい「バット」のやさしさ。これらのロッド各部の役割をスムーズに連動させ、1本に凝縮させたアイテムなのだという。

削げるものは全てを削ぎ落とし、圧倒的な軽さを獲得

「サーベルマスター エクスチューン 攻 テンヤ」のスペック上、目を惹くのはやはり「77g」という圧倒的な“軽さ”。

この軽さを獲得した大きな理由は“リールシート”の最適化。

△「25 スティーレ」との組み合わせで、合計222gを実現した

手巻き両軸リールや小型電動リールとのマッチングによって、繊細な釣りが展開可能なトリガーシート、マルチパーミングタッチCI4+を採用。削げるものは全て削ぎ落とし、圧倒的なロッドの軽さ・操作性を追求。小型・軽量リールとの組み合わせで無類の繊細操作が可能な“テクニカルチューン”といえる仕様に。

基本構造は抜かりなし

もちろん、シマノが誇る基本構造も抜かりはない。

上位機種LIMITEDから受け継いだスパイラルXコアやハイパワーXといったブランクス技術は、驚異的な軽さの中に、タチウオの強烈な引きにも負けないパワーとシャープな操作性を実現。

さらに、糸絡みが頻発する穂先部には、軽量かつトラブルレスなXガイドを搭載し、タチウオとの一瞬の勝負を的確にサポート。

インプレッション

富所 潤氏の場合

僕は「軽さは正義」だと常に言っていますが、理由なき重さにはメリットはないですからね。徹底的に軽くしたことで今までのシマノタチウオロッドにはない異次元の性能があります。軽さは操作性や手感度にダイレクトに影響しますから、得られる情報量は非常に多くなります。軽い竿と重い竿を比較すれば、純粋にどちらがいいのか。例えば極端な例ですが同じタチウオのアタリでも、タチウオ用の竿とマグロ用の竿とでは、どちらがアタリを取りやすいかは明らかです。また、軽いロッドに軽い手巻きリールを装着すれば本当に軽いタックルシステムで釣りを展開できます。これによる疲労度の軽減・集中力の持続できることは本当に大きいですよね。あとXガイドが傾斜した新形状になったのでより絡みにくくなった。なので穂先の破損のリスクが軽減されましたね。一方で調子的には82MHでタチウオの竿ではど真ん中のストレート。「日本全国どこでも使いやすい王道の82調子」というコンセプトのもと、開発チームと攻の開発に着手しました。手巻きリールで戦えるエリア、電動が主流になってくるエリアの差は当然ありますが、調子はエリア問わずにどこでも使いやすく、研ぎ澄まされた82調子といえる調子の仕上がりです。

また、ぜひ東京湾で、手巻きの軽量リールであるスティーレを合わせて使っていただきたいロッドとも思っています。

出典:シマノ

吉田 昇平氏の場合

ひとことで言えばバランスがすごく良い。そして軽さに驚かない人はいないと思います。まずは一度、店頭などで手に取って”軽さ”を体感してほしいロッドですね。僕は今までいろんなテンヤタチウオのロッドを使ってきましたが、それでも驚いたくらいです。電動リールでも手巻きリールでも使ってみましたが、やはり軽量手巻きリールのスティーレを付けたら手放せなくなりました(笑)。これがタチウオのロッドなのかと思ったくらいで、もはやカワハギロッドなどに近いですよね。来るところまで来たという感じですが、テスト釣行においても、大型タチウオでの強度を確かめてきましたが、軽さだけでなく強度も確認できました。しっかりテンヤを動かして誘え、魚を掛けるとしっかり曲がってくれる調子に仕上がっています。掛ける釣りもそうですが、追わせて噛み直させる釣りなど、状況への対応力が幅広いオールラウンダーですね。

出典:シマノ

樋口 輝氏の場合

トーナメントで勝つためにこだわりにこだわった、尖った1本なんですけど、調子は王道のスタンダード。軽さを追求し、それによって海の中や魚から得られる情報が増えています。特に手感度の向上につながっていますね。この1本で幅広い状況に対応したかったので、操作性とクッション性を妥協せずに追求しました。自分のイメージ通りの釣りがしやすい仕上がりになったと思っていますので、勝つためではなく純粋にテンヤタチウオを楽しみたい人にも手にしてほしいですね。軽さの衝撃であったり、ダイレクトに感じるアタリだったり、今まで以上に釣りが楽しめると思いますよ。

出典:シマノ

シマノが満を持して送り出す「サーベルマスター エクスチューン 攻 テンヤ」は、“攻め”の釣りを新たな次元へと導くのかもしれない。

2025年7月の登場が今から待ち遠しい。

関連動画

 

 

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。

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