週末の釣行計画、天気予報とにらめっこ…。
降水確率も気になりますが、それと同じくらい、いや、それ以上に重要なのが「降水量(mm/h)」です。 でも、「1時間に1mmの雨」と言われても、どれくらいの強さなのかピンとこない…なんてこと、ありませんか?
「降水確率80%だから釣りは中止だ…」と諦めても、実は快適に釣りができる小雨かもしれません。逆に、降水確率30%でも、降る時間帯は土砂降りということも。
今回は、そんな降水量ごとの雨の強さの体感と、それが釣りにどう影響するのかを分かりやすく解説します!この目安を知れば、あなたの釣行判断の精度がグッと上がりますよ。
「降水量」とは?
天気予報で使われる「降水量」とは、「1時間にその場所に降る雨の量」をmm(ミリメートル)で表したものです。地面に溜まった雨の深さ、とイメージすると分かりやすいかもしれません。
降水量別!体感と釣りへの影響
パラパラと降る程度の弱い雨。「傘をさそうかな…どうしようかな…」と迷うくらいです。若いころの自分は、これくらいなら避けれるなんて友人に話したことがあります(笑)。
地面がしっとりと濡れ始めますが、水たまりができるほどではないイメージ。
しっかりしたレインウェアさえ着ていれば、全く問題なく釣りができるレベルです。むしろ、雨音で地上の物音が消えたり、水面が波立つことで魚の警戒心が薄れたりして、活性が上がり、釣果に恵まれることも多い好条件と言えます。
「あ、雨が降ってきたな」と誰もが認識する、ザーッという音が聞こえる本降りの雨です。傘は必須で、少しの間に地面に水たまりができ始めます。そして、せっかくセットしたヘアースタイルは、ここで終了します。
防水性・透湿性の高い、信頼できるレインウェアが必須になります。ウェアの性能によっては、浸水してきたり、内側が蒸れて不快に感じたりすることも。視界も少し悪くなりますが、装備さえ万全なら、釣行は十分可能なレベルです。
地面から雨粒が跳ね返り、ザーザーと強い雨音がします。風が伴うと横殴りになり、傘をさしていてもズボンや靴が濡れてしまいます。
かなり釣りにくく、集中力が削がれるレベルです。仕掛けの交換など、手元の細かい作業が困難になり、初心者の方や軽装備での釣行は、無理せず中止や撤退を検討した方がよいでしょう。安全にも注意が必要になってきますね。
バケツをひっくり返したような、滝のような雨。ワイパーを速くしても車の運転が怖いレベルです。
釣りを続けるのは非常に危険です。というより、誰もしようと思わないはず。視界が著しく悪くなるだけでなく、河川では急な増水、海ではウネリ、足元では水があふれるなどのリスクが急激に高まります。即座に釣りを中断し、安全な場所(建物内や車内)へ避難が必要なレベルです。
釣行を判断する際は、降水量だけでなく、以下の情報も必ず確認しましょう。
風速→雨と強い風が組み合わさると、体感温度は急激に下がり、危険度も増します。
雷→雷注意報が出ている場合や、遠くで雷鳴が聞こえる場合は、降水量に関わらず中止・避難が原則です。
気温→低い気温での雨は、低体温症のリスクを高めます。防寒対策も万全に。
数字を理解して、安全に雨の釣りを楽しもう!
降水量の目安を知っておけば、天気予報の数字を見ただけで、その日の釣りがどんなコンディションになるか具体的にイメージできるようになります。
予報を正しく理解し、無理のない計画を立てることが、安全で楽しい釣りに繋がります。雨の日ならではの爆釣チャンスを、快適に、そして安全に掴んでくださいね!