【朝イチに全集中】巻くだけでなく、ボトムをトレースすることも時には有効か!サビキマダイの面白さをお届け

寄稿:坂匠

坂 匠(さか たくみ) プロフィール

テンヤタチウオやサビキマダイ、船タコまで大阪湾、瀬戸内の船釣りは何でもこなすマルチアングラー。超理論派の釣りで、大阪湾タチウオKINGバトル2024でチャンピオンに輝きの12代目KING。

5月9日、兵庫・姫路の槙龍丸へ明石沖のマダイをタイサビキで狙ってきました。

▲槙龍丸

サビキの仕掛けはサバ皮や毛糸など、いろいろあると思いますが、今回は槙龍丸のミミイカオリジナル仕掛けを使用しました(船で購入可能)。

▲槙龍丸ミミイカオリジナル仕掛け

朝イチに全集中

まずは、明石海峡大橋の西側ポイントで朝イチ狙いです。 実はここが1番重要で、しばらくの間全集中する必要があります。

シーボーグ100Jで巻き巻きしていると、ボボボボっと青物の初期アタリのような、気持ちのよいアタリがロッドから伝わってきました。

上がってきたのは、キレイな明石の良型天然マダイでした。 コバルトブルーのアイシャドウも、とてもキレイです。

次の流しでも船長から「反応あるよ」のアナウンスが出た途端に、強烈なアタリ! この時期のマダイは、巻いている間もグイングインと、青物かと思わせるような引きで楽しませてくれます。

たっぷりマダイの引きを堪能した後は、ちらほら掛かってくるツバスの相手をしていると、いつの間にか、時合が終わってしまいました。 朝まずめの時間は、とても短い時間であることが多いため、集中して頑張ってください。

ボトムステイが有効か

その後は、明石海峡大橋の東側へ移動し、中盤戦のスタートです。 ここからは、あれやこれやといろいろと試行錯誤しながら、ボトムステイでキレイなピンク色のマダイをゲットしました。

終盤にかけては皆、なかなかヒットしない中、フォールの瞬間に、ビビッとかわいいアタリが。 このため、アジ仕掛けを落とし込むと、同じアタリがありますが、ヒットまで至りません。

いろいろ考えながら、今朝までの情報を整理してボトムステイが有効と考え、じっくりとボトムを探っていると、同じくビビッと小気味のよいアタリが。 そして、上がってきたのは20cmぐらいのアジでした。 その後は風や雨も強くなり始めたため、やや早めの納竿となりました。

ポイントまとめ!

それでは、以下に今回の釣行でのポイントをまとめます。

朝イチの明石海峡大橋西側のポイントでの流しですが、マダイのいるゾーンがとても狭かったです(基本的にボトムから5~10mの反応のアナウンス)。 かつ、潮が速いため、オモリは50号の指示でしたが、どんどんオモリも仕掛けも流されてしまう状況でした。

通常のサビキマダイの基本である、「巻いて落とす」を数回行うと、船長の狙うポイントからズレた所で、仕掛けを操作してしまうことになっていると考えました。

この対策として、ボトムステイや、かけ上がりのポイントだったので、底をギリギリ這わせるように(ゼロテンから、ややテンションが掛かるぐらい)電動リールの速度を調整し、少しずつ巻き上げることに集中していると、船長の反応のアナウンスが出た途端に、ヒットすることが続きました。

潮が速い状況や、反応がボトムに限られている時、根掛かりリスクが少ない状況であれば、このやり方でもアリなのでは、と考えています。

とは言っても、状況次第ではいずれも考えなくても、巻くだけで釣れてしまうことがあるのも、サビキマダイの面白い所です。 仕掛けは長いですが、ハリスは太く短いチョクリの仕掛けもあるため、徐々に慣れていくと思います。

皆さんも、ぜひこの時期のサビキマダイの釣りを楽しんでみてください。

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