車中泊以上、ビジネスホテル未満がちょうどいい
正直、釣り人にとって「ビジネスホテル」は少し過剰というか。
朝早く出発するから6時から始まる朝食は食べられないし、豊富なアメニティもあれば嬉しいけど……。それらを排除してくれていいから「もっと安くしてくれ」と。それが本音。
かと言って、車中泊は体が休まらないし、エンジンのつけっぱなしはもちろんNG。
「車中泊以上、ビジネスホテル未満」。
そんな宿があったらちょうどいいのに。そう思いませんか?
「GATE80 マエノリ・アトハク」って知ってる?
この記事のタイトル通り、釣り人の釣り人による釣り人のための宿泊施設と言っても過言ではないのが、会員制の素泊まり宿「GATE80 マエノリ・アトハク」。
今回はこちらを紹介したい。
「GATE80 マエノリ・アトハク」は、釣り人にとって不要な朝食や豊富なアメニティはナシ。さらにシャンプーやリンスにタオル、スリッパも用意されていない。そのため、シャワーを浴びるには簡単なお風呂セットが必要になる。
あるのは、空調の効いた個室、Wi-Fi、柔らかい布団にシャワー。それでいいんです。それだけあれば十分すぎる。
そして、値段。
なんと、最安値1,650円~と格安で宿泊できる。ここで言う最安値というのは、後に説明する平日年間パスの最高ランクに到達した際の価格。
入会したての価格は1泊2,750円(平日)と、それでも安い。下手に漫画喫茶で寝泊まりするよりずっと快適だ。
年間パスを購入して利用する
先述した通り「GATE80 マエノリ・アトハク」は、無料の会員登録をした後に年間パスを購入して利用するのが基本だ。
年間パスの価格は、平日パス(月~木、祝日を除く)で16,500円、全日パスで22,000円。
この年間パスは有効期間1年間で、初回は6泊分利用可能。
年間パスは更新するたびに利用可能泊数が1泊ずつ増える、ランクアップシステムとなっている。
価格は据え置きのまま、最大ランク(ダイヤモンドランク)になれば年間で最大10泊利用可能に。
そうなると
平日パスなら:16,500円 ÷ 10泊 = 1泊あたり1,650円
全日パスなら:22,000円 ÷ 10泊 = 1泊あたり2,200円
となるため、年々お得に、そして体が楽な釣行が増える。
現在「GATE80 マエノリ・アトハク」は米子(鳥取)、串本(和歌山)、舞鶴(京都)、香住(兵庫)、伊勢志摩(三重)、そして都市部の長居(大阪)の6拠点で展開。
先に紹介した年間パスは、この全ての宿で共通して使える。
もっと言うと、今後もGATE80の拠点が増えれば増えるほど、年間パスの価値がどんどん高くなっていく。
GATE80代表のBOSSこと小村氏によると、今後は長崎にも開業予定。
九州の次は関東? それとも沖縄、北海道? すでに年パスを所持している記者にとっては、SNSでの開業進捗が更新されるとワクワクする。
年間パスを買ったものの、使い切れない年ももちろんある。
使い切れなかった宿泊分は、次回更新時に繰り越すことができるのも嬉しいポイント。 例えば、3泊分余らせて更新した場合、次年度は基本の6泊+繰り越し3泊+ランクアップボーナス1泊=合計10泊分利用できる。
人を選ぶが、記者にとってはこれ以上ない宿
ビジネスホテル並みのサービスが受けられないのは嫌だ、という人も多いだろう。そういう人には、はっきり言って不向きだ。素直にビジネスホテルの宿泊をオススメする。
一方で記者のような有料道路代までケチっているサラリーマンアングラーは、質より安さのほうが優先順位が高い。だから、「GATE80 マエノリ・アトハク」はこれ以上ない宿だと思っている。
この記事を読んで利用したくなった人は、まず注意事項をまとめている以下の記事を読んでみてほしい。
ここまでつらつらと書いてきたが、今後会員数が増加すれば、新規会員登録を打ち止めにする可能性もあるそうだ。
2025年6月現在は新規会員を受け付けている。
気になった方は、公式HPを覗いてみてはいかがだろうか。
GATE80公式HPはこちらから