日中の暑さが厳しくなるこれからの季節、涼しく快適に楽しめる「夜釣り」は、人気がぐっと高まりますよね。昼間とは違う、独特の雰囲気や魚の活性も魅力です。
しかし、暗闇での釣りは、昼間にはない危険が潜んでいます。安全を確保し、トラブルなく快適に夜釣りを楽しむためには、専用の準備が不可欠です。
今回は、夜釣りデビューを考えている方や、もっと安全に楽しみたいベテランアングラーのために、夜釣りに必須の持ち物をいくつかリストアップして紹介します。
これらのアイテムさえあれば、夜の海で安心して竿が出せますよ!
視界確保の生命線!高性能ヘッドライト
夜釣りで最も重要なのが「光」です。手元での仕掛け作り、足元の確認、魚の取り込みなど、あらゆる場面で視界を確保してくれるヘッドライトは、まさに夜釣りの命綱と言えます。
夜釣りの快適さと安全を左右するヘッドライト選び。以下のポイントをチェックして、最適な1台を見つけましょう。
まず、明るさを示す「ルーメン(lm)」は200ルーメン以上が安心かも。手元作業から遠くを照らすまで対応でき、明るさ調整機能があれば電池も長持ちします。
次に、光が届く範囲を示す「照射範囲」。広範囲を照らすワイドモードは足元確認に、遠くを集中して照らすスポットモードは水面チェックに便利。切り替えができるタイプがおすすめですね。
あると便利なのが「赤色灯機能」。魚を警戒させず、他の釣り人にも配慮できるため、スマートな夜釣りに貢献します。
最後に、防水性能も重要です。IPX4(生活防水)以上あれば、雨や水しぶきも安心。どんなに高性能でも電池が切れては意味がないので、予備電池やモバイルバッテリーも忘れずに準備しましょう。
自分を知らせる!安全対策アイテム
夜釣りでは、自分の存在を周囲に知らせることが事故防止に直結します。
まず、反射材付きウェアや小物を選びましょう。帽子、ウェア、バッグなどに反射材が付いていると、車のライトや他の人の明かりで自分の居場所を知らせられ、暗闇での視認性が格段に向上します。
次に、昼夜問わず必須のライフジャケットは、夜間は特に重要。万が一の落水時にも、光を反射するタイプや、小型のライトが取り付けられるものを選んでください。
さらに、ケミホタルやLEDライトも持っていると安心ですね。
日中が暑くても、夜は想像以上に冷え込むこともあります。体温調整ができる薄手の上着や防寒着を忘れずに。湿度の高い夜間は、蚊などの虫が発生しやすいので、虫よけスプレーは必須です。
冷えた体を温める温かい飲み物を保温ボトルに入れて持っていくと、集中力維持にも役立ちます。また、夜間はゴミが散らばりやすいので、ゴミ袋は必ず持参し、持ち帰りましょう。長時間釣りを続けるなら、座って休憩できる簡易的な椅子があると、疲労度が全然違いますよ。
もちろんオカッパリだけでなく、船釣りの半夜便でも帰港した時には、これらのアイテムは便利です。
今回ご紹介した持ち物リストを参考に、万全の準備を整えて、トラブルなく、そして最高の思い出となる夜釣りを楽しんでくださいね!