ネット上に広まっている、ちょっとしたテクニック。
皆さんも、その情報に助けられている方も多いハズ。ですがその情報の中にも、やはり間違っているものも混在しており、正直メーカーからやめて欲しいという話もあるのだという。
今回はバッテリーのお話。
記者は、遠い昔、ガソリンスタンドで3年ほど働いていた経験があり、車のことには少しだけ詳しい方である。ガソリンスタンドでできる作業系は、ひと通りできてしまう。
車のトラブルでよく聞くのが、バッテリー上がり。スモールライトや車内灯を付けっぱなしで起きるトラブルだ。
電動リールのバッテリーでエンジン掛けられるんじゃない?
先日、とある漁港で、バッテリーが上がってしまい、友人同士でケーブルで繋いでエンジンを掛けていた場面に遭遇。無事エンジンが掛かり難を逃れたようだった。そこで、記者にひらめきが、「電動リールのバッテリーで掛かるんじゃない?」と。
電圧さえ合っていれば、問題ないハズ。
ネットで調べると、「大丈夫」という言葉がある。
それを信じ、その時は、新たなテクニックを得たと、こぼれんばかりのドヤ顔を披露していたかもしれない…。
最近、ビーエムオージャパンのスタッフと話していた時、この話になった。
ビーエムオージャパンと言えば、電動リール専用バッテリーをいくつも生み出す有名メーカーだ。この時、担当者はこういった。
「これ、やめて欲しいんですよね。」「下手したら、燃えますよ」
まさかの言葉だった。
理由はこうだ。
エンジンを掛ける時、車側からバッテリーに向かって電流が逆流してくるのだそう。そこで、釣り用のバッテリーでは耐えることができずに、破損、発火といったトラブルに繋がるのだそう。
市販の車用のジャンプスターターには、過電流を防止する機能が搭載しており、それによりトラブルを防止しているのだとか。
この機能のない、釣り用バッテリーは、絶対使ってはいけないのだ。
偉そうに、車に詳しいと思っておきながら、間違った情報に騙されてしまっていた。
これは反省しなければ…。