ジワジワと関西の釣り人たちにも注目されている、玄界灘のケンサキイカ狙い。最大の魅力はそのポテンシャルの高さ!
ケンサキイカのストック量がとにかく多く、またシーズン序盤には大剣クラスも続々と上がっているらしい。そこで、「つりそく」で初となる、玄界灘のケンサキイカ取材を敢行することに。
今回乗船したのは、福岡・博多のかもめ広場から出船している、第一ゆひな丸。

▲博多・かもめ広場から出船している、第一ゆひな丸

▲2船体制で出船している。別船の飛龍
第一ゆひな丸の出船場所は、博多港のかもめ広場で、ここは博多駅や福岡空港から車で15分と言う近さ。つまり、飛行機や新幹線で行けば、わざわざレンタカーを借りなくても、タクシーで楽に行くことができるので、関西圏からの遠征釣行にも便利なエリアだ。
当日の集合は17時。準備ができたら出船し、およそ1時間ほどで水深48㍍のポイントへと到着した。パラシュートアンカーを入れたら、さっそく準備を始める。
船長から「釣れ出すのは、日が沈んでからになると思うので、ゆっくり準備してくださいね」と、アナウンス。思い思いに釣り始め、明るい間は船長の言った通りアタリがなかった.
しかし、しばらくして暗くなるとミヨシの人がヒット! 「まだ小さいな~」と話していたが、十分食べ頃のサイズ。
ポツリポツリとアタリがでだし、少しずつケンサキイカの活性も上がってきたようだ。
中盤までは、まだ玄界灘のポテンシャルは発揮していなかったが、21時頃になると状況が一変! それまで、アタリは底ばかりだったが、30、25、そして時には「上(海面)から5m!」と、かなり浅いタナでも釣れ出した。
ただ、アタるタナはバラバラで、なかなかまとまったタナでアタリがでないテクニカルな状況。
そんな中、釣果をよく上げていたのは、テンポよくタナを探っている人だった。底でアタる人もいれば、かなり上のタナでアタることも…。バラバラのタナだが、中心はだいた25mぐらい。
よく釣っていた人に話を聞くと、「とりあえず25mまで仕かけを下ろしたら、そこから上のタナを探っていき、それを2回繰り返してもアタリがなければ、底まで落とします。数を伸ばすためにできるだけ底は狙わないようにしています」とのことだった。
23時からのラスト1時間には、大型が急に釣れ出し、大剣級をキャッチしている人も。地元福岡の女性アングラーは「最後の最後に大きなイカが釣れて嬉しい!」と、満足の笑み。
24時に納竿して帰港。この日は2船で出船し、当日よい人は3ケタ超と圧巻の釣果。ただし、人によって差がある釣果で、それもまたケンサキイカ釣りの醍醐味!
圧倒的なポテンシャルの高さの玄界灘。十分に遠征する価値のあるエリアなので、まだ行ったことがない人は、ぜひいかがだろうか?