福井県小浜沖では、半夜のリレー便が魅力的です。
ここでは、日中はイサギ釣り、そして夕暮れからは人気のマイカ釣りが楽しめます。
イサギは浅ダナで良型が狙え、待ち焦がれた夏のマイカもようやく群れが到来した様子。
小浜の夏は、イサギ&マイカの2本立てで楽しみましょう。
イサギ&マイカの半夜リレー便がお得!
福井県小浜では、半夜のリレー便が盛んですが、その多くは日中はアジや小ダイをメインとした五目釣りです。
ですが、小浜西津の幸翔丸では、昨年より本格的に狙い始めた「イサギ」釣りが楽しめます。
このイサギ、狙うタナにもよりますが、アベレージは30cm前後と型揃い。中には35cm超や、40cm前後のジャンボサイズもチラホラ。
しかも、そんなイサギが、ビギナーでもボーズなしで釣れています。
出掛けた当日は、船中の半分近くが貸し竿を含めたビギナーでしたが、釣り開始時から潮シモとなった釣座では、アタリが連発していました。
慣れたベテランは入れアタリで、短時間で一気にツ抜けです。
この日が船釣り初めての人も、始めにアドバイスを受けてコツを掴むと、次々とイサギを取り込み、最終的にイサギを1人で14、15尾上げていました。
筆者を含めた潮カミの釣座は、アタリが間遠い時間帯もありましたが、エサが残る程度の浅めのタナを意識して、誘いを入れながら狙うと、30cm前後がポツポツとヒットしてきます。
筆者はアタリがでて、1尾掛けてからは、始めの3mほどを超スローで巻き上げて追い食いを狙うと、狙い通りにダブルが3度。最大35cmを頭に30cm級9尾と25cm1尾の計10尾と、浅ダナ狙いが成功し、良型揃いの釣果でした。
そして、夕まずめからはイカ釣り。
船長の話では、この時点ではまだ本格化しておらず、「よい人でも、ツ抜けは厳しい日も…」と話していましたが、この日を境に待望の群れが入ってきたのか、アタリが連発。
夏のマイカだけに、胴長15cm前後と小ぶりなサイズが主体で、合わせても掛からない場面も多かったですが、フォローアクションを入れれば、好奇心旺盛な小イカは何度もスッテにアタックしてきて、釣り人たちを十二分に楽しませてくれました。
当日は潮も緩く、メタルスッテは12~15号で仕かけが立ち、釣りやすい状況。
船中あちこちでマイカが上がり、よい人は良型をまじえて15ハイ。2ケタ釣果の人も数人いて、各自がマイカの土産も確保できました。
釣行の翌日以降も、マイカはよい人20パイ超の数が上がり始めており、夏のマイカがいよいよ本番。
小浜の夏は、半夜のリレー便でイサギとマイカの両方が満喫できますよ!
番外編、夜は胴突きで尺アジ狙いもあり!
幸翔丸では、夜のイカ狙いの時間帯に、胴突き仕かけで30cmオーバーのアジを狙うことも可能です。
仕かけは船用の胴突きサビキで、針数は3本ほどにカットして使います。
夜の釣りに限り、マキエは禁止で、オキアミのサシエだけで、底のタナを狙うとよいです。
当日はイカ釣りをせずに、アジ狙いに徹した人は30cmオーバーの尺アジを15尾ほど上げていました。