明石の船タコシーズンに合わせ、釣場速報の紙面にて連載している「船タコ最新情報」。
エキスパート4人が実釣を踏まえ、状況やテクニックを紹介している人気企画です。
その中でも、「注目TOPIC」と題し、より深掘りした船タコについての知識やテクニックを紹介しているコーナー。ここには、いろんなタメになる情報が詰め込まれているのです。今回は、エキスパート4人の連載1週目のTOPICをまとめて紹介していきたいと思います!
ロッドセレクトについて

武田 卓也(たけだ たくや) プロフィール
私はダイワのロッドを使うことが多いのですが、その硬さの違いは、軟らかい順に「アナリスター S」「極鋭 S」「アナリスター MH」「極鋭 MH」となっています。いずれのモデルも、バランスがよく、非常に扱いやすい仕上がりです。
シーズンやタコの活性によって選ぶモデルは異なりますが、エギやスッテがメインとなる釣りでは、S調子のロッドがボトムをトレースしやすく、操作性にも優れています。
一方、MHモデルは穂先こそ柔軟ですが、穂持ちからバット部にかけては、しっかりとしたパワーがあり、潮を受けやすいワーム系ルアーや、リフト&フォール主体の釣りに適しています。
その日のタコの活性や、自分の狙いたい釣り方に合わせてロッドを選ぶのも、タコ釣りの楽しさのひとつだと思います。
25タコマスターBBシリーズ

樋口 輝(ひぐち ひかる) プロフィール
今期、注目して欲しいのが、シマノ「25タコマスターBBシリーズ」。
個人的に、S175とMH175が好きなのですが、明石エリアのシーズン初期は、深場でスローな展開が多いです。その際には、ソフトな誘いで、なるべく違和感を与えにくいS175をチョイス。水温が上がり、タコの活性が上がってきた時は、攻撃的な誘いや、キャストをして幅広くタコを狙えるMH175といった感じの使い分けもオススメです。
待望のマダク進化形「グレートマダク」

金森 聡(かなもり あきら) プロフィール
よりリアルな爪が搭載され、浮力のあるその爪は、水中に漂うように手を上げるようなカタチになり、ステイ時にも潮を受けてアピールし続けます。
あえてシェイク(小突き)はせず、引き釣りにてグレートマダクのポテンシャルを体感。 その日は小ダコが多かったので、メインはMサイズを使用しましたが、Lサイズでもアタリの多さは感じました!
サイズに加え、魅力的な全9色のカラー展開。 爪もフックも着脱可能で、その時のシチュエーションに合わせてカスタムすることもできます。 グレートになったマダクをぜひ、体感してください‼
アタリが続く仕かけローテ術を公開

鈴木 弥禄(Miroku Suzuki) プロフィール
明石の船タコ釣りでは状況に合った仕かけ選びが重要です。
がまかつより今年発売になった「オクトライズ ウキウキクロー」と、定番の「オクトライズ スパイクロー」があれば、ほぼ全ての状況に対応できます。
ローテーションのパターンは3種類。基本は、ウキウキクローとスパイクローを1つずつ付け、そこから潮が緩くなったら、ウキウキクローの2個付け、潮が速くなったらスパイクローの2個付けというように使い分けてあげると、今まで沈黙だったタイミングでも、アタリがだせるようになるはずです!
いかがでしたでしょうか。
各エキスパートの解説は、実に説得力のあるものばかり。ぜひ今期の船タコに活かしてくださいね!