種類によって大小あれど、ほとんどの魚の体表を覆っている「ウロコ」。
実は、ウロコがない魚がいるのをご存じでしたか?
ウロコを持たない身近な魚たち
「魚といえば、ウロコ」というイメージがありますよね。でも実は、身近な魚にもウロコを持たない種類もたくさんいるんです。
例えば、アナゴやナマズ、アンコウ、マンボウ。
そして、さらに紛らわしいのが「隠れウロコ」を持つ魚たちです。ヌルヌルしたウナギやドジョウ、ツルツルしたクロマグロも、一見うろこがないように見えますが、実は皮膚の下に小さなうろこが隠れているんです。
ウロコがなくても大丈夫なの?
一説では、ウロコは「外敵から身を守るため」や「寄生虫や細菌の侵入を防ぐバリア」など、の機能があると言われています。
では、ウロコがない魚はどうしているのか? それは、「ウロコよりも自分に合った防御方法がある」のです。
例えば、アナゴやナマズは粘液によるヌメりであったり、マンボウは皮膚が分厚かったり。そのような進化をすることで、ウロコを持たずして自分自身を守っているんですね。

△こんな小さな魚にもウロコはあるんです
以上、魚のウロコについて紹介しました。
そういった視点で見ると、ウロコのある魚、ない魚。どちらも捌いたことがありますが、どちらも捌くのにはとっても面倒な仕組みになっていて、魚の進化のすごさに気が付いた記者なのでした。