関西を中心に釣り情報を扱う、週刊釣場速報の公式釣りクラブである「つりそく船釣りクラブ」の釣行会が開催された。
今回のターゲットは、三重県国崎沖のウタセマダイ&青物だ。
ウタセエビと呼ばれる生きエビを使い、胴突き仕かけで狙う釣りで、国崎港から出船している宏漁丸を貸し切った。
この日イカリを入れたポイントは、水深38mほど。
潮が速く、右舷から左舷へと仕かけが流れる。
船長はウタセエビのマキエを数回撒きながら、「底から5~10mをゆっくり巻き上げて」とタナを探るようにアドバイス。
そして「アタッたら竿先が舞い込むまで待ってんと、しっかり合わせてよ。鳥羽のタイは合わせんと釣れんよ」とも言う。
船中ではチダイが釣れ出したが、全体的には食い渋め。そこで青物もまじるポイントへ移動。
すると、迎えた夕まずめ、マダイやチダイが食いだした。
竿を大きく引き込んでいくと思えば、ハマチも上がり出し、ダブル、トリプルが続くと、今度はシオもまじりだす。
船中で初心者、ベテランを問わず怒涛の入れ食い。
これが納竿まで食い続き、マダイ、青物で皆のクーラーは賑やかになった。
ウタセマダイの仕かけとエサ付けのコツ
仕かけはウタセマダイ用が各社から発売されているが、市販品はエダスが1ヒロと長めのものが多い。
仕かけ捌きが慣れない人は、エダスを短くカットして使うとよい。
当日は1m前後にカットすると捌きやすくなり、食いもそれほどかわらなかった。
ウタセエビの釣りは、エサ付けが大事と言われる。

通常のウタセエビの刺し方
しかし、宏漁丸の船長曰く「慣れない人は尾から1節、2節で針を出す刺し方でよい。これでも釣れる」。

エサ付けに慣れない人は簡単な尾掛けがオススメ
実際、この刺し方でも土産十分の釣果を上げた。
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