釣り人の皆さん、こんにちは!釣った魚は、おいしく食べるために神経締めや血抜きをしますよね。でも、イカやタコを釣った時はどうしていますか?
「魚は脳を突いたりするけど、イカやタコはどこを締めればいいの?」って、疑問に思ったことはありませんか?
実は、イカやタコも締めることで鮮度がグンとアップするんです。しかも、その方法は魚とはちょっと違います。今回は、なぜイカやタコは独特な締め方をするのか、その理由を一緒に見ていきましょう!
イカの「締め」はなぜ目の間を突くの?

出典:第一精工公式YouTubeチャンネル「DaiichiSeikoOfficial」
イカを締める時って、目の間をピックやナイフで一突きしますよね。なぜあんなピンポイントでいいのか、不思議に思いませんか?
実は、イカの脳は目と目の間にギュッと集中しています。この脳は、全身の神経とつながっているので、この部分をたった一回突くだけで、全身の神経をまとめてシャットダウンできるんです。
締めが成功すると、イカの体がパッと白くなりますよね。これは、神経が壊れて、体の色を変える色素細胞が制御できなくなったからなんです。この色の変化が「ちゃんと締まったよ!」のサインなんですよ。
タコはなぜグリグリと動かすの?
一方、タコはイカと違って、眉間を突くだけじゃダメなことが多いんです。これにもちゃんとした理由があります。
タコには、眉間の脳の他に、なんと8本の足の付け根にも、それぞれ小さな脳があると言われています。つまり、全部で9つも脳があるってこと!
だから、眉間を突いた後、グリグリと動かして広範囲の神経をしっかり壊さないと、足がしばらく動いちゃうんです。タコの締めが少し大変なのは、こんな特殊な体のつくりが原因だったんですね。
イカやタコの締め方は、それぞれの体の構造に合わせた、とっても理にかなったやり方なんです。
イカ:脳が目の間に集中しているから、一点を突くだけでOK!
タコ:複数の脳を持つから、広範囲を破壊する必要がある!
魚とは違う、イカやタコ独自の締めの理由を知ると、次回の釣りがもっと楽しくなりますよね!ぜひ試してみてくださいね。