和歌山・加太の夏の名物釣り「ギジエ」。
今回は、加太港から出船する「藤原丸」にお世話になり、その魅力を体験してきました。

▲加太の藤原丸。藤原丸は出船前に受付けや支払いを済ませてから、船着きへと荷物を持っていきます。親切な藤原明船長が操船している釣り船です
ギジエやワームを使えば、その時期に応じて多彩なターゲットが狙えます。
ここ最近も、アジやイサギを中心にマダイなどの好釣果が続いており、特にアジは40cm超の大型が釣れているとの情報。しかも脂が乗って絶品とのこと。
そこで8月2日、期待を胸に4時半に加太港を出船しました。
有名ポイント「ナカト」へ直行
船は友ケ島周辺にある一級ポイント「ナカト」へ直行。この場所は、関西の船釣りファンなら一度は耳にしたことがある有名エリアです。

▲加太の1級ポイント「ナカト」
島と島の間に位置し、急激なかけ上がりと速い潮流が特徴。テクニカルながら、条件が合えば爆釣も期待できます。
「こっから、かけ上がりが急になるよ! 気を付けて」
藤原船長の的確なアナウンスに従い、根掛かりに注意しながら仕かけをタナにキープします。

▲ナカトは急激なかけ上がりなので、根掛かりに要注意! 根掛かりしないように、竿を大きく上下して、底にオモリが当たれば、すぐに2mほど仕かけを上げて底を切ることが大切です
すると、ガツン、ガツン! と目が覚めるようなアタリが連発。
次々と連掛け!40cm超アジの強烈な引き
「アタリがあれば、根掛かりしないようにすぐリールを巻いて、根から離して!」と船長。油断したり追い食いを狙うと、あっという間に根掛かりするため、素早い対応が釣果のカギになります。
指示通りに巻き上げると、アジやイサギが2連、3連でヒット。

▲40cmオーバーのイサギが釣れました!

▲美味しそうなグッドサイズのイサギが登場
特に40cm超のアジが2尾に、さらにイサギまで掛かった時は、竿が大きく曲がり、釣り人も思わず踏ん張るほどの強烈な引きでした。

▲大型アジ2尾に良型イサギのトリプルヒット!
わずかな時合いで入れ食い
潮が緩むまでの短時間でしたが、まさに入れ食い状態。アタリの連続に頭が真っ白になるような最高の時間を味わえました。
この日は記者もお土産十分の釣果。
夏の加太は、ギジエ釣りでますます熱く盛り上がっています。

▲当日の竿頭の釣果。大型まじりにアジが爆釣! イサギやメジロも釣れました
脂の乗った絶品アジやイサギを釣りに、皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか。
出船場所:和歌山県和歌山市加太町
アクセス:大阪市内から車で約1時間30分程度
ターゲット:アジ、イサギ、マダイ
釣行スタイル:早朝(出船時間は季節によって変わります)