釣りは釣果だけじゃない!魚の体色変化に注目してみよう
堤防や磯で人気のターゲット、チヌ(クロダイ)。釣り上げたときに「おや?」と思ったことはありませんか。銀色っぽい個体もいれば、真っ黒に近い個体もいる。実はチヌは、環境や状態によって体色が変わる魚なんだそう。
例えば、岩礁や藻場に潜む個体は黒みが強く、砂地や明るい場所を回遊している個体は淡い色をしているとのこと。。これは“保護色”と呼ばれ、外敵から身を守るために環境に同化していると考えられています。
さらに、婚姻期や年齢によっても色合いが変わるほか、釣り上げた直後はストレスや興奮で黒っぽくなることも。飼育水槽や生け簀の色によっても体色に変化が見られることがあり、同じ魚でもまるで別種のような印象を与えることも。魚って面白いですよね。
こうした体色の変化は、釣り人にとっては発見の連続。釣った場所や時期、魚の行動と照らし合わせることで、「この色は藻場にいたやつかな」「回遊してきた魚っぽいな」と推測できるかもしれません。
魚の体色に注目してみよう!
魚の体色変化は、釣果だけでなく観察そのものを楽しくしてくれます。魚のカラダの色が変わるのって、面白いですよね。次に釣ったときは、ぜひ体色にも注目して観察してみてください。