PEラインの「号数」って何? 魚種別・釣り方別、最適な太さの選び方ガイド

釣具店に行くと、たくさんの種類が並んでいるPEライン。

パッケージには「0.8号」「1.5号」といった「号数」や、「16lb」「20lb」といった「ポンド(lb)」など、様々な数字が書かれていて、「一体どれを選べばいいの?」と迷ってしまった経験はありませんか?

この記事では、「号数」の基本的な意味から、あなたのやりたい釣りに最適なPEラインを見つけるための具体的な選び方まで、分かりやすく解説していきます!

そもそもPEラインの「号数」とは?

多くの人が最初に混乱するのがこのポイントです。結論から言うと、PEラインの「号数(ごうすう)」は「太さ」を表す単位であり、「強さ」を直接示すものではありません。

これは、かつて日本の生糸の太さを表していた単位に由来します。

号数とポンドの違い

■号数 (号):ラインの太さの規格。数字が大きいほど太くなる。
■ポンド (lb) / キロ (kg):ラインがどれくらいの重さまで耐えられるかを示す強度(直線強力)の単位。

ナイロンラインやフロロカーボンラインは「4号 = 16lb」のようにおおよその強度換算が決まっていますが、PEラインは製造技術の進化が著しく、同じ号数(太さ)でもメーカーや製品によって強度が大きく異なります。

例えば、同じ1.0号のPEラインでも、A社の製品は20lb、B社の新製品は22lbといった違いがあります。そのため、PEラインを選ぶ際は「号数(太さ)」を基準に、パッケージに記載されている「lb(ポンド)やMAX kg」で実際の強度を確認するのが正解です!

編み数の違いについて

PEラインは細い原糸を編み込んで作られています。編み込む本数によって「4本編み」「8本編み」「12本編み」などがあり、それぞれに特徴があります。

4本編み:コシが強く、耐摩耗性が高い傾向。価格がリーズナブルで初心者にもおすすめ。

8本編み:表面が滑らかで、糸鳴りが少なく、飛距離が出やすい。より繊細な釣りに向いている。

【実践編】釣り方・対象魚別PEライン号数 目安ガイド

ここからは、日本で人気の釣りを中心に、推奨されるPEラインの号数と、それに合わせる「ショックリーダー」の太さの目安を一覧でご紹介します。

※ショックリーダーとは、PEラインの先につけるナイロンやフロロカーボンのラインのこと。根ズレからPEラインを守り、魚の引きの衝撃を和らげる役割があります。

釣り方 主な対象魚 PE号数の目安 リーダーの目安
アジング・メバリング アジ、メバル、カサゴ 0.2号~0.4号 3lb~6lb
エギング アオリイカ 0.6号~0.8号 8lb~12lb
シーバス シーバス 0.8号~1.5号 16lb~30lb
ライトショアジギング サバ、サゴシ、ハマチ 1.0号~1.5号 20lb~30lb
ショアジギング ブリ、ヒラマサ 2.0号~4.0号 30lb~60lb
サーフ ヒラメ、マゴチ 0.8号~1.2号 16lb~25lb
バスフィッシング ブラックバス 0.8号~2.0号 8lb~20lb
オフショアジギング ブリ、カンパチ 2.0号~4.0号 40lb~100lb

※あくまで目安です

①自分がやりたい釣り(対象魚)を決める
②上の目安表で基準となる号数を確認する
③慣れないうちは、基準より少しだけ太めを選ぶ

というステップで選べば、大きな失敗はありませんよ!

ランキング

釣り場・釣り船の情報をまるっとチェック!