
大東哲也(おおひがしてつや) プロフィール
キモな話も、今回の連載で5年と1カ月かな?初回は2020年7月で、マダコ釣りの話を書いたと思います。
編集の方との縁もあり、スタートしたこの連載ですが、いつ打ち切りになるのかな? と思いながら、気付けば5年も続いていたようです。お付き合いいただいた読者の皆さま、長らくありがとうございました。
キモな話もこれが最終回
とうとう今回で打ち切りに…ではなく、近年の時世の流れで休刊になるとのことで、キモな話もこれが最終回となります。
最後のネタは何にしようかと考える内に、1カ月があっという間に過ぎてしまいました。
今、1番ハマっているアユの友釣りにしようか? 担当している、海上釣り堀やタイラバにしようか? 正直、5年も書いていると、ネタも被り出し、締切直前まで悩むことも多々ありましたが、今回は近年人気のターゲット、アマダイをタイラバで狙う「アマラバ」で有終の美を飾りましょう!
釣り人が狙うアマダイは主に2種、シロアマダイとアカアマダイです。シロアマダイは浅い水深に生息し、アカアマダイは比較的深い水深に生息。どちらも高級で、美味な魚として知られています。
シーズンも冬から春にかけて狙うイメージがありますが、夏場は活性も高く、数も狙えるので、暑いですが、行く価値アリなターゲットです。
では、今回は若狭エリアのアカアマダイを狙った「アマラバ」のキモな話をしていきたいと思います。
狙う水深は、主に100m前後。底は泥、砂泥地で着底後3m程度、タイラバを巻き上げて、落としてを繰り返し、誘います。
ここからがキモな話。
船がしっかりと流れるようなら、重いヘッド(250~300g)を使用して、手返しよく新しいポイントを探り、船が流れないようならヘッドを軽くして、仕掛けを流して広範囲を探るようにします。
ネクタイカラーや、ワームカラーも大切ですが、ヘッドウエイトの調節で釣れる角度を探すのも重要になりますので、150~300g程度のヘッドを用意しておくと安心です。
着底後、すぐに巻き上げたり、数秒放置して巻き出したり、アタリの出るタイミングを探しながら、巻き上げを開始します。イメージは、落ちてくるタイラバを見つけて食いに寄ってくる時間を作る感じです。
泥や砂泥にタイラバを着底させると、ヘッドが海底に埋まることがあります。埋まったヘッドを海底から抜く時に、素早くビュンと抜くのか? ゆっくりヌポっと抜くのか? リアクション的な反応を狙うのか? 違和感なく食わせるのか? みたいなイメージです。
ネクタイ、ワームのローテーションは、どちらか一方を固定してローテーションします。
アタリがあっても掛からない場合は、ネクタイかワームのどちらかをかえます。ワームが取られたり、ちぎれたりした場合は、ワームカラーは正解、ネクタイは違うと判断。ネクタイを変更します。
釣れているカラーを真似すると、ヒット率が高まります。とにかく、反応の出るカラーの組み合わせを探します。
巻き上げも短い距離を、高頻度で上げ下ろしするので、針とネクタイが絡みやすくなります。
絡みにくいアシスト長&ネクタイサイズの組み合わせを選んでください。
マダイのように追いかけてくる距離が長くないので、掛かりのよい大きめの針がオススメ。大きい針だと、浅掛かりしにくく、キープ力も高いので、深い水深から上げてくるエリアではバラシの軽減に繋がります。
アタリが出なければ逆に、違和感を少なくする意味でも針を小さくして、アタリを出すことを優先します。
上記に上げたポイントを押さえれば、アマダイと出合えること、間違いなし!
タイラバで釣れる個体は、エサ釣りに比べてアベレージサイズもよいので、大型を狙いたい方は「アマラバ」にチャレンジしてみてください。
これにて、「キモな話」は終了です。紙面での情報発信は最後となりますが、お役に立てる情報を発信しておりますので、よろしければ、そちらもご覧いただければと思います。
最後になりますが、釣り場で見かけた際は、気軽にお声掛けくださいませ。長らくご愛読いただき、ありがとうございました!
アマラバ専用設計のネクタイとフック長
今回ご紹介するのは、「スカートフックアマラバSP」です。
アマラバ専用に開発した、ネクタイ付きのフックユニットで、針とネクタイが絡みにくいように専用設計したネクタイとフック長になっています。
特にフックは、口元に掛かる針と、フォローで掛ける針の形状をかえたり、ワームを付けるフックは掛かりシロを確保するためにワンサイズ大きくしていたり、食わせをフォローするフラッシャーが付いていたり、ネクタイローテーションもチェンジストッパー仕様なので、お手持ちのネクタイにも簡単に交換が可能と、釣れるギミックが盛りだくさんなアイテムです。
ぜひ、お試しください。