大阪湾の船テンヤタチウオのナンバー1を決する「大阪湾タチウオKINGバトル」も2025年に13年7目を迎え、時代とともにエントリー層も変化してきています。特に、女性の参加率も年々上がってきており、予選、セミファイナル突破のための練習に打ち込む姿も見られます。
そんな、トーナメンターの女性はもちろん、楽しみたいエンジョイ派の女性にも、参戦してもらいたい新しいイベントが、「大阪湾タチウオQUEENバトル」です。
2025年は泉佐野・上丸にて予選を3回開催。各予選の上位3名が決勝戦へと進み、勝ち上がった女性アングラーで大阪湾最強女王を決します。初代QUEENには、その称号と、今期2025年度の大阪湾タチウオKINGバトルのファイナルへの切符が進呈される、熱き戦いとなっています。
特設ページはコチラ
大阪湾タチウオQUEENバトル第2回予選
そんな「大阪湾タチウオQUEENバトル」の予選2回目が、8月29日(金)に開催されました。
当日の状況をレポートした記事はコチラ
9名が戦い、上位3名が決勝へと駒を進める予選。当日は上丸の年に1回の恒例イベントの「タチウオ女子会」も併催となり、乗船メンバー全員が女性という、華やかな船上。
そんな中でも、やはり独特の緊張感があり、釣り開始から終了時間まで、真剣にタチウオと向き合った9名。ここでは、そんな予選を見事に突破した3名のヒットパターンを紹介します。
1位通過・村上麻子さん
左舷胴の間で18尾をキャッチし、お見事1位通過した、村上麻子さん。
タナは100m、誘いはワンピッチと、釣り方を固めてやり切ったそう。しかも、途中で電動リールが壊れてしまい、予備の手巻きリールに変更されたそう。また、テンヤもタングステン製の船太刀魚テンヤ TG フッ素コーティングフックを使用していましたがロストしてしまい、サーベルマスター船テンヤβ40号・ス―パー夜光で通した結果。
エサはイワシで、アタリがなく渋い状況の時には、お腹を切って内臓を出して使用されたそうです。
■使用タックル&テンヤ
サーベルマスター船テンヤβ40号・ス―パー夜光
2位通過・久保嘉子さん
左舷ミヨシで14尾をキャッチし、同数で長寸勝負となり、2位通過の久保嘉子さん。
久保さんは1回予選にも参加し、同数3位で長寸勝負となり、惜しくも敗退…。その悔しさをバネに臨んだ2回目予選。序盤から調子よくヒットしたものの、4尾連続船べりバラシがあり、なかなかリズムに乗り切れなかったそう。そんな中でも、釣座が近かった金森麻希子さんと、毛利洋子さん(ともに1回予選通過)にアドバイスをもらいつつ、落ち着いて釣りを続行。誘いは3ピッチジャークをメインに、タチウオの反応を見て変化させていったそう。

2位通過の久保嘉子さん
■使用タックル&テンヤ
サーベルマスターXRテンヤ91 HH170
船タチウオテンヤSS TG・フルグリーングローピンクベリー、黄グリーングローゼブラ、船タチウオテンヤSS AH
3位通過・本山淳子さん
アタリは60mまであったが、底の方がアタリがあってからの追いがよい印象だったため、底を中心に。エサはサンマも使ってみたが、追いがあまりよくなかったため、イワシで通したそう。誘いは、前半はフォールでアタリを取るパターンで掛けていったが、後半はストップ&ゴーの長めのステイでアタリを引き出していったとのこと。実は第1回予選も参加されていた本山さん、その1回目が散々な結果だったため、再挑戦。粘り倒して14尾キャッチし、同数2位の長寸勝負で3位となり、予選通過を果たされました。

3位通過の本山淳子さん
■使用タックル&テンヤ
極鋭タチウオテンヤSP197AGS
猛追太刀魚テンヤ船 鰯タイプ(フックチューン)
参加者のそれぞれ、戦略や確信があり、ストーリーがあります。参加するからには、やはり真剣に釣りに取り組み、実力を出し切る。その結果がうまく表れても、残念ながら空回ってしまっても、それも1つの釣りです。大切なのは、タチウオ釣りが上手くなりたいという想いと、その過程を楽しむことだと思います。

2回目予選の通過者。右から村上麻子さん、久保嘉子さん、本山淳子さん
3名の皆さん、おめでとうございました!
3回目の最終予選は9月10日(水)。まだまだエントリーが可能ですので、一度挑戦してみたい女性はぜひ、「大阪湾タチウオQUEENバトル」に参加されてみてはいかがでしょうか!
上丸YouTubeチャンネルで当日の様子を撮影した動画も配信中!