「とりあえず、エサは青イソメで!」 釣具屋さんで、お決まりのように買ってしまう万能エサ、青イソメ。カサゴやメバル、キスやカレイ、時にはクロダイ(チヌ)まで、本当に色々な魚が釣れる頼れる存在です。
でも、そのポテンシャルを最大限に引き出せていますか? 今回は、いつも何気なく使っている青イソメを120%使いこなすための、ちょっとしたコツを優しくガイドします。これを知れば、あなたの釣りがもっと楽しく、もっと釣れるようになるはずです!
そもそも「青イソメ」って何者?
釣りの世界では「虫エサの王様」なんて呼ばれています。その正体はゴカイの仲間。多くは韓国などからやってきます。 魚がなぜこんなに青イソメを好むのか?その秘密は、なんといってもあの「ウネウネした動き」。水中でもしっかり動いて、「ここに美味しいごはんがあるよ!」と魚に猛アピールしてくれるのです。
元気な青イソメは、魚へのアピール力も段違い。少しの工夫で鮮度を長持ちさせましょう。
釣り場では「涼しく」が基本 青イソメは暑さが苦手です。クーラーボックスに入れるのが1番ですが、保冷剤に直接くっつくと凍えてしまうことも。新聞紙でくるんでから入れてあげると優しく冷やせます。
もしエサが余ったら、次回の釣りのために持ち帰ってみましょう。おすすめは「木のエサ箱」に移し替えること。木が適度な湿度を保ってくれるので、青イソメが快適に過ごせます。
もちろん移し替えずとも、メインのエサ箱を木製にするのもオススメですよ!
そのまま新聞紙にくるんで、冷蔵庫の「野菜室」で保管すれば、数日間は元気を保ってくれますよ。
※弱ってしまった個体は、ほかのイソメも弱らせるので取り除いてあげてくださいね。
アタリが変わる!釣れるエサの付け方
「ただ針に付ければいい」と思っていませんか?魚の食いつき方や状況に合わせて付け方を変えると、アタリの数が驚くほど変わりますよ。
投げ釣りをするときにおすすめ。エサが外れにくいので、思いっきり投げられます。頭の方から針を入れて、にょろにょろと針に沿わせるように通すのがコツです。
魚の活性が高い時や、足元を狙う釣りに。頭の硬い部分に針をちょこんと掛けるだけ。青イソメが自由に動き回るので、魚へのアピール力は抜群です。
これらを使い分けるだけで、釣りの引き出しが一気に増えます。ぜひ、次の釣りで試してみてください。
青イソメは、私たちの釣りをいつも支えてくれる最高のパートナー。その特徴を知って上手に使えば、きっと今よりもたくさんの魚に出会えるはずです。