これは“必須”ではない、だが“最高”の一本。「ステファーノ 攻」が拓くカワハギ釣りの新境地

先日、シマノフィールドスタッフの佐々木 健仁(たつひと)さん、吉田 昇平さんとカワハギの実釣ロケに行ってきました。

お世話になったのは和歌山・和歌山港から出船している「さぶろう丸」。船長曰く、ロケ前日までは「ワッペンサイズ中心に釣れている」ということだったのですが、いい意味で期待を裏切られる結果に。

釣行の様子は後日、YouTubeチャンネル「釣場速報(つりそく)」にアップしますのでお楽しみに。

……さて、今回の本題は、今年シマノから新たに発売された「ステファーノ 攻」について。

「攻」の名を冠する意味

そもそも「攻」のコンセプトとは?

佐々木さん曰く“一点突破型”のロッドシリーズ。必ずしも必要ではないけれども、特定の状況下ではロッド性能が120%発揮され、このロッドで「しか」感じられない悦びがある……と。

今回のロケでは「ステファーノ 攻」を中心に、和歌山のカワハギを攻略。開発に携わった佐々木さん、そしてこれからカワハギの沼にハマろうとしている吉田さん。テスターのお2人の使用感をお伝えしてみます。

「ステファーノ 攻」【LS175】について

佐々木 健仁さんの場合

【LS175】は、“オモリを置く釣り”を意識した、食わせ性能に優れたモデルです。これは縦の釣りも横の釣りにも言えます。なので、穂先は柔軟に作っています。

そのため目感度抜群です。使ってみてもらうと、これだけハッキリとアタリが出ることにビックリしてもらえると思います。

かと言って、穂先が軟らかいだけではフッキングが難しい。なのでフッキングさせることができる“穂持ち”にとことんこだわりました。穂持ち~バット部分は絶妙なパワーを持たせていて、バッチリフッキングが決まります。

吉田 昇平さんの場合

大好きな竿です。まだまだビギナーな僕でも、アタリが明らかに分かるほど目感度に優れています。でも、手感度もある。ここがすごいなと思いました。

「ステファーノ 攻」【H177SP】について

佐々木 健仁さんの場合

先ほどのLS175に対し、【H177SP】は手感度に重きをおいた攻撃的なロッドです。

私はこのロッドを使用する際は、横の釣りでは強いアクションを使ってテンポよく引いてきます。で、このロッドを使っていると、カワハギらしいカチッとした噛みアタリが出て気持ちいんです。

前作(18モデル)と新しいH177SPの違いは目感もあるということ。前モデルは硬く手感度に優れる反面、オモリを海底に置いている時、たとえば潮が速かったり船が動いたりした際、穂先部分で調整できる“間”が狭く、自分が状況を把握できない時間がありました。それが新しいH177SPは穂先~穂持部を調整することで、目感を作る・取れる“間”を作れるようになりました。

吉田 昇平さんの場合

このロッド、実はロケで初めてじっくり触ったのですが、手感度が良すぎて後半はずっと握ってしまっていました。それくらいアタリを感じられるロッドです。

カーボンモノコックグリップのおかげもあってか、本当に

じっくり使ってみて、僕にはこっちの方が合っているのかも? と思わされました。やっぱり掛ける釣りは楽しい、そう思わせてくれるロッドでした。

必須ではないけれど、必ず必要なシーンがある竿

この日佐々木さんは、究極の汎用性を持つ「ステファーノ リミテッド M175」からスタートし、状況を見ながら「ステファーノ 攻」のどちらの番手に振るのかをチェック。

全ての釣りで90点台を出せる「リミテッドM」から、状況に合わせて120点を出せる「攻」へとローテーション。トーナメンターである佐々木さん曰く「船上に3本は絶対に必要」とのこと。

上記から分かるように、1本ですべてをまかなうのであれば「ステファーノ リミテッド M175」だけで事足りる。その中でも「ステファーノ 攻」でないと獲れない魚がいる……と。

この様子は、時期に動画でお伝えしますのでもうしばらくお待ちください。

シマノ公式「ステファーノ 攻 LS175/H177SP」詳細ページはこちら
シマノ公式「ステファーノ リミテッド M175」詳細ページはこちら

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。

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