なぜヤツらは船に来るのか?カメムシの生態から考える、寄せ付けない4つの秘策

最近、船の集魚灯にカメムシが大量発生し、多くの釣り人を悩ませています。「顔にカメムシが…」「あの匂いが最悪…」という声も。

今回は、そんな厄介なカメムシの対策をギュッと凝縮してご紹介します!

なぜ来る?なぜ臭い?カメムシの基本

まず、敵の正体を知っておきましょう。

なぜ船に来るの?

カメムシは光に集まる習性があります。暗い海の上で光る集魚灯は、彼らにとって絶好の目標なのです。

なぜ匂いを出すの?

あの強烈な匂いは、敵から身を守るための防御用の分泌液です。危険を感じた時に発射されます。

1番の注意点は「刺激しないこと」。叩いたり潰したりすると、悪臭を撒き散らす最悪の事態になるので絶対にやめましょう。

【実践編】船上ですぐできる!カメムシ対策3選

船上で手軽にできて、効果的な対策はこちらです。

1. ライトの色を「オレンジ or 黄色」に変える

カメムシは白っぽい光が大好きです。船のライトを変えることは、なかなか難しいのですが、自分のヘッドライトや手元灯を調整できるのであれば、虫が寄りにくいオレンジ色や黄色のLEDライトに変えるだけで、顔周りに飛んでくる数を激減させられます。

2. 「ハッカ油スプレー」で徹底ガード

カメムシはミント系の匂いが大嫌い。自作のハッカ油スプレーでバリアを張りましょう。

作り方: スプレーボトルに無水エタノール(10ml)、ハッカ油(20~30滴)、水(90ml)の順に入れて混ぜるだけ。
使い方: 帽子、ウェア、タオルなど、肌に直接触れないものに吹きかけて使います。自分の釣り座の周りにスプレーするのも効果的です。

3. 服装は「暗い色」を選ぶ

白などの明るい服は光を反射し、カメムシを呼び寄せてしまいます。夜釣りでは黒、紺、深緑といった暗い色の服装を心がけましょう。

【もしもの時】匂いがついてしまった時の消し方

対策しても匂いがついてしまったら、慌てずこう対処してください。

匂いの成分は「油性」です。水だけで洗っても落ちません。 クレンジングオイルを馴染ませて匂いを浮かせてから、石鹸や食器用洗剤で洗い流すのが正解です。衣類についた場合も、洗剤の原液を直接つけてから洗濯すると効果的です。

これらの対策でカメムシのストレスを減らし、快適な夜釣りを楽しんでください!

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