エサ取りに負けない!大物特効エサ「岩ガニ」。使ったことない方は、1度使ってみては?

磯や堤防の釣りで、特にチヌ(クロダイ)やイシダイを狙う際に欠かせない活きエサ、それが「岩ガニ」です。時には、その場で採取することもできる身近な存在でありながら、大物を引き出す特効エサとしての実績は揺るぎません。今回は、そんな岩ガニをエサとして使うための基本と、知っておきたい豆知識をまとめました。

岩ガニってどんなエサ?

岩ガニは、主に磯やテトラポッド、岸壁などの岩の隙間や石の下に生息している小型のカニです。甲羅のサイズは小さいもので1cm以下、大きくても2cm程度。黒っぽい色合いをしており、硬い甲羅を持つため、エサ取りに強いという特徴があります。

主なターゲット魚

岩ガニは、甲殻類を好むさまざまな魚種に有効ですが、特に実績が高いのは以下の魚たちです。

チヌ(クロダイ):落とし込み釣り、前打ち釣り、ヘチ釣りなど、堤防や岸壁際を攻める釣りで定番。
イシダイ、イシガキダイ:磯釣りや海上釣堀での特効エサ。
キジハタ(アコウ)、カサゴ、アイナメ:根魚を狙う際にも非常に有効。

岩ガニは硬い甲羅のおかげで、イソメなど、ほかのエサよりもエサ持ちがよく、エサ取りが多い状況でも本命が食ってくるのを待ちやすいメリットがあります。

知っておきたい岩ガニのトリビア

採取(現地調達)が可能

岩ガニは、釣り場周辺の磯やゴロタ石が転がる場所、テトラポッドの隙間などで比較的簡単に見つけることができます。干潮時を狙い、石をひっくり返したり、隙間を覗いたりして素早く捕まえるのがコツ。牡蠣殻などで手を切らないよう、軍手などを用意すると安心です。

活きエサの保存は「低温」と「小まめな手入れ」

購入または採取した岩ガニを活かしたまま保存するには、低温を保つことが重要です。

容器:適度な通気性があり、カニが逃げ出さない深さの容器(プラスチック製や木製のエサ箱)を使います。
環境:夏場は特に高温に注意し、バケツを日陰に置いたり、濡らしたタオルで覆ったりして温度の上昇を防ぎましょう。
海水:海水はこまめに入れ替えるか、エアポンプで酸素を供給し、清潔に保つことが長持ちさせる秘訣です。

使用する場合は…

深く刺しすぎるとカニが弱ってしまい、動きが悪くなるため、できるだけ浅く掛けるのがポイントだそうです。

岩ガニは、チヌやイシダイにとって見慣れた格好の獲物。釣り場の環境に合わせて最適な刺し方を選び、その活きのよさを最大限に活かして、ぜひ大物を狙ってみてください

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