「子供に釣りを体験させてあげたいけど、船釣りはハードルが高い…」
「周りに迷惑をかけたらどうしよう…」
そんな風に思っているお父さん、お母さん、めちゃくちゃ分かります!子供と一緒に釣りの楽しさを分かち合いたいけど、なかなか一歩を踏み出せない。そんな悩める親御さんたちに、声を大にして伝えたい最高のイベントを紹介します。
それが、先日9月28日に三重県南伊勢町の五ヶ所湾で開催された、南伊勢町観光協会が主催の「第4回フィッシングスクールin南伊勢2025」です。
抽選になるほどの大人気イベント!
このイベント、なんと80名の定員に対して200名以上の応募が殺到!抽選になるほどの大人気イベントなんです。
遊漁船は「光栄丸」、「三吉丸」、「黒ちゃん渡船」をはじめ、全部で13隻が集まりました。
参加資格は小学3年生から中学3年生までのお子さんを含む家族限定。子供たちに船釣りの楽しさを知ってもらい、もっと釣りに興味を持ってもらうことが目的です。
参加されていたお父さんたちも、「本当はもっと子供を釣りに連れてきたいんだけど、乗り合いの遊漁船だと周りに気を遣ってしまって…こういうイベントは本当にありがたい!」と口を揃えて言っていました。
驚くべきは、その手厚いサポート体制。なんと、当日はタックル一式(竿とリール)と仕掛け、エサのアミエビまで全て用意されていました。しかも、使用したタックルはそのままプレゼント!
大人用・子供用のライフジャケットも用意されているので、参加者は魚を持ち帰るクーラーボックスさえ持っていけばOK。至れり尽くせりの環境で、気軽に船釣りにチャレンジできます。

サビキ釣りのレクチャーをする様子

危険な魚の注意喚起も
今回、私が取材で乗船させてもらったのは「三吉丸」。船には4家族が乗船し、サポートスタッフとして日本釣振興会三重県支部から釣りに精通した方々が3名同船。エサの入れ方から誘い、魚の外し方まで、手取り足取り丁寧に教えてくれるので、釣りが初めての子供たちも全く心配ありませんでした。
ポイントは波の穏やかな湾内なので、船の揺れも少なく船酔いの心配もほとんどなし。子供も大人も、釣りに集中できる最高の環境が整えられていました。
この日の五ヶ所湾は、魚たちの活性もMAX!
塩焼きに最適なサイズのサバが入れ食い状態になり、豆アジから20cmほどのアジもコンスタントにヒット。ゲストにはカマスやチャリコサイズのマダイも登場し、船のあちこちで盛り上がっていました。後半には「またサバかぁ…」と残念がる方も(笑)。
三吉丸に乗船していた子供たちは、次々と竿を曲げる魚の引きに大興奮!付き添いのお父さんたちも「こんなにアタリがあるとは思わなかった!」と満面の笑み。周りが、みんな子供連れの家族なので、気を遣うことなく、親子で心から釣りを楽しんでいる様子が印象的でした。
約4時間の釣りを満喫し、帰港。閉会式を終え、お弁当とお茶を受け取って、最高の思い出と共に帰路につきました。
未来の釣り人を育む、最高のイベント
この素晴らしいイベントは、南伊勢観光協会、日本釣振興会三重県支部、そして地元の遊漁船の船長たちの協力があってこそ成り立っています。未来の釣り人を増やし、南伊勢町に訪れるキッカケになって欲しいという皆さんの熱い想いが、このイベントを最高の形で実現させているのです。
毎年1回開催されているこの大人気イベント。この記事を読んで、「自分の子供も連れてきたい!」と思ったそこのあなた!来年の開催情報をぜひチェックしてみてください。最高の思い出が作れること、間違いナシです!
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